D-BOYS柳下大がヴァンパイア役に挑戦!

2011/07/06 08:00 配信

映画

映画「ヴァンパイア・ストーリーズ」の舞台挨拶に出演した牧田哲也、馬場徹、柳下大、加藤和樹、後藤光監督(写真左から)

日本発オリジナル・ヴァンパイア映画「ヴァンパイア・ストーリーズ」のプレミアム上映会が7月2日、都内で開催。この日は「BROTHERS」編の上映後、舞台挨拶に出演者の柳下大、加藤和樹、馬場徹、牧田哲也、後藤光監督が登場し、トークショーが行われた。

本作は、「BROTHERS」編と「CHASERS」編の2作品上映もの。「すれ違いの愛」をテーマに、「BROTHERS」編では、ヴァンパイアの血を引くセイ(柳下)と、血の繋がらない兄弟として育ったミドリ(鈴木愛理)の前に、突如5年前に失踪したセイの兄・アイ(加藤)が現れたことから起こる悲劇を描いた物語。「CHASERS」では、アイに襲われてヴァンパイアになってしまったシュウ(馬場)が、アイを追う中で愛する人と再会するも、さらなる悲劇に巻き込まれていく物語となっている。

主演の柳下は「現実では経験することのない出来事が起きていくんですが、それをいかにリアルに自分の感情を出せるかというのを一つ一つ丁寧に撮ったつもりです」と役作りについて語った。

一方、加藤は「まずビジュアル的なものですよね。ヴァンパイアは西洋的な印象が強くて日本人がやるとおかしいんじゃないかと思われる可能性があるので、そこをまず研究しました。僕は色黒なので、白く塗ってみたりとか、ちょっと痩せてみたりしました。内面的には、自分がヴァンパイアということは執着せずに、ただ弟を守りたいという気持ちが強かったと思うのでたった一つの使命感で動いていたので、そんなに苦労したことはなかったです。苦労したところは色を白くすることですね(笑)。色が合わないとか言われたら困るのでお肌のケアなど自分なりにがんばりました」と振り返った。

セイの妹でミドリ役の鈴木に対して柳下は「最初に決まったとき、鈴木さんのことを調べて、役では年齢1つしか離れてないけど、実年齢ではけっこう離れているので、最初何を話せばいいのか、仲良くなれるか不安でした。でも向こうから積極的に話しかけてくれたので、そこからすぐ仲良くなれました」と明かした。

撮影について加藤は「2月の寒い時期に撮影したんですけど、僕らは演じてしまえばなんてことないんですけど、スタッフさんたちはほとんど動かないのでそっちのほうが気になりましたね。出演者はたくさんカイロを貼ってたので。コートの裏はめちゃめちゃカイロを貼ってますからね」と裏話も。

最後に「このストーリーは「『BROTHERS』編と『CHASERS』編で2つで1つの作品になっているので、両方ともぜひ見ていただいて、日本人でもヴァンパイアができるんだぞって思っていただけたらうれしいです」(加藤)、「この映画はいろんな視点から見れる作品だと思います。『BROTHERS』編は、セイの視点から見てもいろんな感情が出てくると思うし、アイはアイで弟を思ってるからこその行動だったと思うし、アイの視点から見てもまた違った作品に見えるので楽しめると思います。『CHASERS』編に出てくるアイがまた違った人物に見えてきてこれを見てから、『BROTHERS』編を見るとアイの本当の気持ちとか切なさとかがもっと分かるようになってます。ぜひ『CHASERS』編をみ見て『BROTHERS』編をもう一度見てもらえたらうれしいです」(柳下)とそれぞれメッセージを送った。