草なぎ剛「楽しい日が必ず来ると信じて、今を一緒に乗り越えていきましょう」【連載コラム】

2020/04/24 00:00 配信

芸能一般

公演中止となってしまった舞台「家族のはなし―」などについて話した草なぎ剛撮影=諸永恒夫


月刊ザテレビジョンで連載中の「草なぎ剛のお気楽大好き!」。6月号では、新型コロナウイルス感染拡大のため公演中止となってしまった舞台「家族のはなし PART1」について、公演中止決定前に草なぎが語っていた思いをお届け。

また、MCを務める「最後の○○~日本のレッドデータ~」(5月1日[金]夜10:00-11:00NHK BSプレミアム)にちなんだ“最後の○○”トークも。

「家族のはなし―」初演で学んだこととは?


4月になりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響が思った以上にさまざまなところに出ていて、正直僕も戸惑っています。

主演舞台「家族のはなし PART1」が始まるんだけど(※取材後、公演中止に)、稽古開始が遅れていて。今回は再演で、片桐仁さんが初参加。実は片桐さんと地元が同じでね。先日も地元民しか知らないような話で盛り上がってた。舞台って稽古をやりながら作っていくから、1人で本を読んでいても片桐さんが新しく入った感じとか想像ができない。

初日が開けるか分からないし、モヤモヤする気持ちもあるけど、前向きに考えると早く稽古がしたい。今できることをやろうと思います。

この作品の魅力は、舞台っぽくないところだと思うんです。今までやってきた「アルトゥロ・ウイの興隆」みたいに声をからすこともなく、日常を切り取っている映像的なお芝居のように感じるところが僕は好きで。

舞台「蒲田行進曲」(1999年)で演出のつかこうへいさんに、「コーナーぎりぎりまでフルスロットルで攻めろ」と教わってきたものとは真逆の舞台。テンションを目いっぱい上げてでなくても、十分観客に伝えられると前回学びました。

テレビでは、5月1日(金)に「最後の○○―」が放送になります。先日、名古屋で収録してきました。一応、僕はMCだけど、いろんな物作りについて職人さんに聞きたいことを聞いてただけ。楽しかったですよ。職人さん好きだし。皆さんの手を見せてもらったんだけど、すごいゴツくて、頑固一徹でやってきたすごみがある。カッコいいなと思いました。

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