大谷亮平インタビュー「異世界の住人たちが店にいる世界に役が馴染んでいるのだから、自分も馴染むしかない(笑)」

2020/05/08 06:00 配信

ドラマ

大谷亮平が主演を務めるWOWOWオリジナルドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』が、いよいよ5月15日(金)よりWOWOWプライムにてスタートする。

蝉川夏哉のライトノベルを、品川ヒロシ監督・脚本でドラマ化した本作は、突然異世界の古都・アイテーリアにつながってしまった居酒屋「のぶ」を舞台にした“異世界グルメドラマ”。庶民的な居酒屋メニューを通じて、「のぶ」の店員と異世界の住人たちが人間ドラマを繰り広げていく。

今回、主演の大谷にインタビューを敢行。独特の世界観を持つ本作に対する印象や現場の様子、さらには本作を通して感じ取った意外な思いなどを語ってもらった。

5月15日(金)よりスタートするドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』にて主演を務める大谷亮平


料理シーンは監督にとって「アクションシーン」!?


――最初に本作のオファーを頂いた際、作品に対してどのような印象を受けましたか?

大谷亮平:異世界モノということで、もちろん経験したことのないような非日常的なストーリーなので、読む分には面白いんですけど、これを映像として作っていく上で「どれだけ説得力のあるものにできるのか」という難しさや、多少の不安も最初は抱きました。

――そんな中で、今回の「大将」という役柄を演じられていかがでしたか?

大谷:普段、料理を振る舞うことはあまりないんですが、今回の役は「自分が作ったものを振る舞って、お客さんが笑顔になってくれることが自分の幸せ」という、とても心優しい男です。

演じながら自分もほんわかと温かい気持ちになるところ、ホロッと来るところもありましたし、大将は僕にとって尊敬できるキャラクターです。

【写真を見る】大将の調理シーンはアクションシーンのようにカッコよく!


――台本には大将の料理シーンについて「ミュージックビデオ風に」といったト書きがありましたが、そのシーンはどのような感じで撮影されていたのでしょうか?

大谷:監督の品川(ヒロシ)さんは、これまでアクションものをたくさん撮られているんですが、今回のドラマはアクションがほぼ無いので、「(これまでの作品における)アクションのように気持ちを込めて大切に撮っていきたいものが、今回は料理なんだ」ということをまず仰っていて。こだわってカッコよく撮りたいということで、いろんなアングルから撮ってくださいました。

MV風のシーンについては、実際に僕がやっている部分もあれば、実は監督にやっていただいた部分もあるんですけど、その時は調理以外のシーンと同じように自信を持って演じました。

表情をいろいろと変えるわけでもなく、アングルだったり撮り方だったり、音楽が入った時に絶対作品のテイストに合ったものに作ってくれると信頼していたので、自分は黙々と普段どおりの演技に集中していました。それを監督がどう味付けしてくれるのか楽しみです。