「Popteen」など、ギャル系ファッション誌の特徴に“ニックネーム文化”がある。藤田ニコルは“にこるん”、池田美優は“みちょぱ”、生見愛瑠は“めるる”など、モデルとして活動を始める時にニックネームが決められ、各々その名前で活動する。
派手で、若く、はたから見ると妙なニックネームを付けている彼女たちは、時におバカな言動で場を笑わせる一方、スタジオやロケでの的確で冷静なコメント力にも定評がある。そこに彼女たちのバラエティースキルがあり、そのギャップに多くの視聴者、製作スタッフから好感を得てきた。
この“若いのにしっかりしている”部分は「Popteen」の体育会系な文化により培われてきた。
ニコルは自身のラジオ番組「藤田ニコルのあしたはにちようび」(TBSラジオ、3月28日放送)の中で「『Popteen』上下関係が厳しいんです」と説明。「先輩が立っているのに、後輩が椅子に座っているとか厳しい」「みちょぱが後輩に注意する役割だった」など当時のエピソードを披露した。
生見も「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演した際に、「礼儀とか上下関係とか厳しくて、(先輩に)あいさつをしないとすごい怒鳴られる」と厳しい上下関係について明かしている。
この上下関係や礼儀を重んじる体育会系な文化を経験することで、礼儀正しい対人スキルを身に着け、おバカな言動でボケても、鋭い毒舌な一言を放っても、共演者や視聴者に失礼な印象を持たせず“常識人”に映る。