映画「天気の子」醍醐虎汰朗×森七菜×RADWIMPSによる「ビジュアルコメンタリー」公開

2020/04/24 18:15 配信

映画

新海誠監督「天気の子」Blu-rayコレクターズ・エディション映像特典が公開された(C)2019「天気の子」製作委員会

新海誠監督最新作「天気の子」のBlu-ray&DVDの5月27日(水)のリリースに先駆け、Blu-rayコレクターズ・エディションの映像特典のために撮り下ろされた、醍醐虎汰朗×森七菜×RADWIMPSによる「ビジュアルコメンタリー」の一部が公開された。

本編を視聴しながらアフレコ収録を振り返ったり、音楽の制作秘話を明かしたり、醍醐と森が音楽について質問をすれば、RADWIMPSが声の演技について質問をしたりと、出演者と音楽制作者が、それぞれの立場で語っている貴重な映像になっている。

冒頭で陽菜が“100%の晴れ女”であることにちなみ、「森嶋帆高役の醍醐虎汰朗です。100%の雨男です」、「天野陽菜役の森七菜です。100%の晴れ女です」、「音楽を担当しましたRADWIMPSのヴォーカル、ギターの野田洋次郎です。75%ぐらいの雨男です」と天気の子らしい自己紹介からスタートした。

本編が始まってまもなく、帆高が編集プロダクションで働き始めたところで流れる主題歌のひとつ「風たちの声」が流れると、森が「はじまったー︕」と拍手をし、醍醐も初めて曲を聞いた時「鳥肌がたった」という。醍醐は「(音楽がついた映像を)その部分だけ携帯に撮って、何度も聞いた」と明かした。

実は、音楽を聞いて感動した醍醐から「思いがあふれてしまったのか“ほんとにありがとう!”って!」と森が明かすと、醍醐は「恥ずかしいじゃん! なんかテンション上がっちゃって……」と顔を赤らめた。

この曲は最後に追加された曲で、このシーンに使われることが決まったのは、映画公開の約5カ月前となる2019年の2月だったそうだ。曲の追加が決まったのも、2018年のクリスマスの頃で、野田は「(この時期は)生きた心地がしなかった」と当時を振り返った。

声優初挑戦の醍醐と森は、毎日のようにアニメを見て練習、勉強していた。その二人に野田が「じゃあ『君の名は。』も見た?」と聞くと、「何回も」と答えが帰ってき、醍醐が「はじめの頃は、(瀧役の)神木隆之介さんを声マネをし、練習したこともあった」と告白した。

「ビジュアルコメンタリー」では、そのほかにもオーディションで演じたシーンや、実は陽菜の着ているノースリーブのパーカーはジッパー付きとなしがあること、新海監督の猫マークが陽菜の家の冷蔵庫に貼られていること、醍醐も森も尊敬する声優の梶裕貴からもらったアドバイス、そしてRADWIMPS桑原彰武田祐介が声の出演を果たしたシーンや経緯なども明かされている。

コレクターズ・エディションの映像特典にはほかにも、作品の設計図ともいえる新海監督による「ビデオコンテ」、企画会議やアフレコ収録、音楽レコーディングやアニメの制作現場まで、映画が完成するまでの約1年間の制作過程を1時間30分におよぶ映像で追った「メイキングドキュメンタリー」、新海監督と有働由美子による、公開後の今だからこそ語ることのできる「『新海誠監督×有働由美子反省会!』〜映画『天気の子』を語り尽くした“ソノサキ”に〜」が含まれている。

さらに、国内や海外での舞台あいさつを記録した「イベント記録映像集」、“映画の着想点”や“物語が生まれる工程”など、監督の制作日誌を基に創作の秘密に迫る「新海誠監督講演会<『天気の子』―物語の起点―>」も収録されている。

これらBlu-rayコレクターズ・エディションに付いてくる映像特典(特典ディスク1〜3)の合計は、11時間にもおよんでいる。

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