4月23日に亡くなった岡江久美子さんをしのび、4月26日(日)に「追悼特別番組 岡江久美子さんを偲んで『森村誠一ミステリースペシャル・終着駅シリーズ〜雪の螢』」(夜9:00‐11:04、テレビ朝日系)を放送する。
同作は、寡黙にして実直、執念の捜査で事件の奥底に潜む真相に迫る、新宿西署のベテラン刑事“モーさん”こと牛尾正直(片岡鶴太郎)の活躍を描く。2020年1月9日に放送された。
岡江さんは「終着駅シリーズ」の第7作「街」(1997年3月放送)から約23年間にわたって主人公・牛尾刑事の妻・澄枝役を務め、本作が最後の出演作となった。
東京・新宿で、身元不明の若い女性の遺体が見つかった。臨場した新宿西署の牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)は、被害者のコートに白い綿のようなものが付着しているのに気付く。それは空中を漂う姿が雪のように見えることから“雪螢”とよばれる昆虫、“トドノネオオワタムシ”だった。
間もなく被害者は老舗料亭社長・泉田耀造(宮川一朗太)の愛人・根岸いずみ(黒川芽以)で、妊娠4カ月だったことが判明。しかし事件発生当時、海外出張中だった泉田はいずみの死から3日後、帰国早々に突如病死してしまう。
泉田の妻・栄子(森口瑤子)は友人の看護師・島村昌子(宮本真希)と一緒にいたと事件当日のアリバイを話すが、牛尾は栄子が何げなくもらした一言から、泉田にはもう一人別の女性の影があったことを直感する。
その後、牛尾は妻・澄枝(岡江久美子)の“ある言葉”をきっかけに、女たちの愛憎が引き起こした事件の悲しい真相に近づいていく。
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