WOWOWでは、ハナレグミが東京・NHKホールで行った2DAYSライブの模様を4月26日(日)に放送。放送に先がけて、ハナレグミこと永積崇が2日間のライブを振り返った。
2020年2月7日~8日の2日間にわたり開催したこのライブ。初日は「THE MOMENT ~HORN NIGHT~」と銘打って東京スカパラダイスオーケストラが登場。
2日目は「THE MOMENT ~STRINGS NIGHT~」として、鈴木正人(LITTLE CREATURES)率いるバンドと美央ストリングスを迎えて、ガラッと雰囲気の違うステージを展開した。
NHKホールでの2DAYSにどんな気持ちで臨んだのかを尋ねると、永積は「初日はホーン、 2日目はストリングスという内容ですけど、 どんなふうに受けとってもらってもいいなって思ったんです。
『ホーンだからこうしないといけない』『ストリングスだからこういう感じにしたい』とか、 そういうスイッチは全く入れず、 事前に『こういうことをやるんだ』とかあまり決めずに臨みました。
どんなにリハーサルをやっても本番のステージに上がった空間の空気によってライブは変化していきますからね」と、“やってみてのお楽しみ”というライブならではの空気感を楽しもうとしていたという。
セットリストを見ると、オリジナル曲のみならず多くのカバー曲を披露していたが、「『知ってる人だけ知ってればいいや』というのはもったいないという思いがあって、 カバー曲も多く選曲しました。
毎回そうですけど、初めて来てくれる人も大事にしたいなって思うんです。ですから、ボブ・マーリーとかポール・サイモンとか『名前は知ってるけど曲は知らない』という人たちに入口を作りたいんですよね。無理矢理オーガナイズするんじゃなく、 遊びの中で『いい曲だから聴いてみてよ』って感じで持ち帰ってもらいたいなって。
僕のライブに来る人は音楽マニアばかりじゃないので、カバーの前にその曲やアーティストについて一言だけでも発したいなって思うんです。サミー・デイヴィスJr.のように歌う前に物語を語るスタイル、そういう遊びが好きですから(笑)」と、その真意を明かしてくれた。
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