1994年に行われたピンク・フロイド最後のツアーから、イギリス・ロンドンのアールズ・コート・エキシビジョン・センター公演の映像が新たにレストアされて登場。
約3年にも及ぶ「鬱」ツアーを終え休養に入っていたピンク・フロイドは、1994年にアルバム『対(TSUI)』をリリースし、本格的にライブ活動も再開。アルバムリリースに伴うツアーは、アメリカ、ヨーロッパの77都市で計300万人を超える観客を動員し再び大成功を収めた。
ステージ上に設けられた巨大なアーチ、円形の巨大スクリーンに映し出される抽象的でイメージ豊かな映像、ミラーボールやレーザー光線、 生き物のように動くバリライトが織り成す光の洪水…。本作では、それまでのコンサートの定義を塗り替え、“史上最大の光と音のスペクタクル・ショー”として語り継がれるコンサートの模様が収められている。
「クレイジー・ダイアモンド」から始まり、『鬱』『対(TSUI)』の楽曲も披露する第1部、全米チャートに741週もの間ランクインした音楽史に残る名盤『狂気』を約20年ぶりに完全再現した第2部ともに聴き応え、見応え充分。フロイド最後のツアーは必見だ。
2014年、ピンク・フロイドは『対(TSUI)』以来20年ぶりとなるアルバム『永遠(TOWA)』をリリース。本作は、2008年に死去したリック・ライトのトリビュート・アルバムとして制作されたもの。
全編インストゥルメンタル、アンビエント・ミュージックで構成された、ピンク・フロイドとしての“ラストアルバム”となった作品のイメージビデオを放送する。
映像は、これまで「吹けよ風、 呼べよ嵐」「スピーク・トゥ・ミー」「走り回って」など数々のピンク・フロイドの作品のアニメーションを手掛けたイアン・イームズがプロデュース。
ラスト・アルバムの楽曲に創造性豊かな映像を合わせた、まさしくピンク・フロイドの世界となっており、“21世紀のピンク・アルバム”と言われた奇跡の作品だ。未だ⾊あせない、彼らの世界観を味わってほしい。
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