独り暮らしの老婦人を狙った「オレオレ詐欺」に偶然気付いた新田は、その詐欺の「受け子」として現れた大学生の立花康平(佐藤寛太)を逮捕。見知らぬ女性から持ち掛けられたアルバイトを、お金が欲しかったため気安く受けてしまったという。
病を抱えた母との生活を支えるための「受け子」のアルバイトだったと知った新田は、五味に康平の弁護人を依頼する。「お前が持ってくる仕事は厄介なものが多い」と文句を言いながらも、引き受けることになった五味。その甲斐もあり、早々に保釈された康平は、かつてのアルバイト先で康平のことを心配してくれた松坂志乃(森口瑤子)が営む小料理屋で再び働くことに。
そんな中、康平は自分を「オレオレ詐欺」に巻き込んだ女、町田ミカコ(堀田茜)の姿を見掛ける。ミカコが元暴力団員の荒山(小野ゆたか)が店長を務めるキャバクラで働いていると康平から聞いた新田は、詐欺グループの摘発につながるのではと、五味に突き放されながらも一人調べ始める。だが、すぐに勝手な捜査がばれ、くぎを刺される。
また新たな「オレオレ詐欺」の被害が発生、だまされたことを苦に老婦人が自殺。二年前にある不動産会社にだまされ、父を自殺に追い込まれていた康平は、事件の話を聞き自殺が起きる前に動かない警察への憤りを感じる。アルバイト終わりの深夜、康平はある決意をしてキャバクラに向かい、閉店後に店を出たミカコを追う。
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