緊急事態宣言が5月31日(日)まで延長することが決定し、続く外出自粛や休業要請に国民からは悲鳴が上がっている。番組では、学校を再開できずにいる教育現場を独自取材。すると、公立・私立・進学校と境遇の異なる3つの学校の取材から、“教育の格差”が見えてきた。
埼玉県の私立さとえ学園小学校では、休校要請が出た1週間後にはオンライン授業を開始し、1人1台のタブレット支給、平日は6時間目までの授業など、本格的なオンライン授業を可能にしている。一方、公立の東京都港区立本村小学校は、予算が少ないためオンライン授業の機材がそろわない、児童の全家庭でネット環境を整備することができない、など数々の困難に直面し、苦悩する教師の姿があった。
さらに、都内屈指の進学校、東京都立日比谷高等学校を取材。日比谷高等学校といえば、ことし東大合格者を40人輩出したほか、早稲田大学や慶應義塾大学にも多くの合格者を出すなど輝かしい大学合格実績を誇る超名門校である。進学校だけに授業の遅れは命取りとなるが、遅れを取り戻すため教師たちが試行錯誤し、独自の取り組みを行っていた。児童や生徒の未来を守るための最善策とは一体何なのか、吉村知事、黒岩知事からも意見を聞いていく。
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