2020/05/09 07:00 配信
オントレンドなエレクトロサウンドと生のバンドが融合した「ODD FUTURE」、真太郎&信人のリズム隊から誠果のサックスへとソロを繋いだ「CORE PRIDE」に続き、「お前らが聞きたい懐かしい曲をやってやるぞ!」というTAKUYA∞の曲紹介で大きな歓声が湧いた「激動」を披露するなど、この日のセットリストは新旧の楽曲が織り交ぜられていた形で展開。
花道の一部がせり上がり、メンバーのテクニカルな演奏にも目を奪われた「KINJITO」の後、TAKUYA∞が「誰だよ、一体、売れないとか言ったヤツは。男にそっぽ向かれて、ロックじゃないとか、あいつらがよく言ってたな~」と、かつてかけられていた声を振り返る場面も。
そこから、頂点を目指す揺るぎない決意を綴った「NO.1」への流れはライブのハイライトに。自分たちに向けられたネガティブな意見も曝け出し、自らの実力をストイックに磨き上げることで、UVERworldは周囲の雑音を蹴散らしてきた。そんな彼らだからこそ、説得力をもって伝えられる歌があるのだ。
中盤はインスト曲「和音」と「CORE STREAM」を演奏しながら、メンバーはサブステージへと移動。TAKUYA∞と真太郎は二人乗りのハーレーでサブステージに向かうという、男祭りならではの演出も飛び出す。
ステージの四方を幻想的な光が囲む中届けたのは、一途な愛を綴った「First Sight」。観客に近い距離でパフォーマンスできることを楽しむように、天井近くまで埋め尽くされた満席の客席を眺めたTAKUYA∞は、「後ろまで見えてる。夢の形だよ。ありがとう」と優しく感謝を伝えた。
全力のパフォーマンスで歌い続けてもなお、「お前らの導火線には俺らがきっちりと火をつけてやる!」と吠えたTAKUYA∞の力強い言葉と共に、「Touch off」でステージに火柱が高く噴射すると、いよいよライブは怒涛のクライマックスへ。
割れんばかりの大合唱が響き渡った「IMPACT」の後、TAKUYA∞は「今の『IMPACT』が、俺たちの19年の歴史の中で一番情熱的な瞬間だった!」と、満足げな表情を見せる。
さらに、「お互い後悔のない生き方をしよう」という思いを込めた「7日目の決意」を丁寧に届けたところでラストナンバーへ。「年齢とか国境を越えて愛される良い曲を作っていきたい」と、これからの活動に寄せる決意を伝えて届けたのは、集まったファンを“仲間”と呼び、10年先、20年先も一緒にいようと誓う「MONDO PIECE」だった。
すべての演奏を終えた後、「俺たちがチームUVERworldだ!」というTAKUYA∞の渾身の叫びで、3時間近くに及んだライブは大きな喝采に包まれて終演。去り際、感極まったように涙を拭ったTAKUYA∞は、メンバーとがっしり抱き合っていた。
「俺たちと一緒に東京ドームに辿り着いてくれて、ありがとう! 俺たちと生きること、戦うことを選んでくれて、本当にありがとう!」。TAKUYA∞(Vo)が万感の思いを伝え、2011年からUVERworldが開催してきた男性限定ライブ「男祭り」がフィナーレを迎えた。
なお、放送に先駆けて「男祭り FINAL at TOKYO DOME」のライブダイジェスト映像を番組サイトにて公開中。「これぞ男祭り!」な4万5000人の男性客たちによる大歓声と大合唱など、“男祭り”の魅力が凝縮した映像をぜひチェックしてみよう。
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