この映画で角川春樹監督の描いた世界は、優しい気持ちが自然に湧いてくるとてもすてきなものでした。
そして、そんな世界観に寄り添うようなユーミンさんが作ってくださった主題歌。歌わせていただけて本当に幸せでした。
ぜひ、映画をご覧いただいて、優しくて、そして美しいこの歌を皆さんにも口ずさんでいただけるとうれしいなぁと思います。
この作品の主題歌を作ることができて、本当に良かった。
愛すべき、破茶滅茶な角川春樹さん。常人には測り知れない長い苦悩が、人生の最終章で、こんなにも丁寧な優しさに昇華されていることに、今は感動しています。
私も手嶌葵さんの質感豊かな歌唱を得て、心の奥の故郷や希望は決して消えないと、映画と共に伝えられたらうれしいです。
僕は映画音楽がへただ。たぶん音を資料として頭の中にストックしておけない体質だからだと思う。見たときの感情が勝ってしまって、結果暑苦しい音楽になる、というのが自己分析である。
「こんな僕でいいのですか?」と聞いたら「お願いします」と角川さんに言われた。この映画が角川映画の集大成、というのなら、これは僕の音楽の集大成だ、と言っておこうかな。
※高田郁の高は正しくは「はしご高」
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