計算高い、抜け目がない、異性に媚びる…そんなネガティブイメージが先行する“あざとい”という言葉を、“セルフプロデュース力に長け、自分磨きも怠らない賢い女性”というイメージに書き換えた田中みな実。そして、愛らしいルックスとコミュニケーション能力で“あざとかわいい”価値観を確立し、幅広い世代に浸透させた弘中綾香。
そんな2人が“あざとさ”の神髄を語ったのが、昨年9月と今年4月に放送された特番バラエティー「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)だ。この番組が、さらに「あざとい=女の敵」のイメージを払拭した。
番組がリサーチして制作した“あざとい女性がやりがちなテク”の再現VTRを見て、“あざとかわいい女子”代表の2人がツッコミを入れたり、“あざテク”の意図を解説する同番組。
田中は、フォークをくわえて可愛さを演出する“あざテク”に「私もやることある」と共感しつつ、男に媚びるキャラクターは目ざとく見抜き、「シンプルにキラーイ」とバッサリ。
弘中も、VTR中の「よく女性が『今日はすっぴん』っていうじゃないですか。あれって8割はすっぴん風ナチュラルメイクだと思うんですよ」というコメントに「わかります!」と共感を示しつつ、「きょうすっぴんだから見んといてや~」と同僚にすっぴんをアピールするキャラを「(「かわいい」を欲しがる)かわいいのカツアゲ」と一刀両断してみせた。
さすが“あざとかわいい”女子代表だけあって、“あざテク”に対する肯定・否定のさじ加減は絶妙。2人が“実践者”の立場から“あざテク”を斬っていく爽快感が女性に受け、「あざとくて何が悪いの?」は第1弾、第2弾ともに好評。番組公式Twitterでは「また近々!?お会いできる日を楽しみにしています」とコメントもされており、第3弾が放送される可能性も高そうだ。