――本書の中でも書かれていますが、川島さんが「ハッシュタグ大喜利」を始めたのは、掃除中のエアコンの写真と、差し歯が抜けた千鳥のノブさんの写真に、それぞれハッシュタグを付けたのがきっかけだそうですね。
川島明:そうなんです。歯が抜けたまま笑ってるノブの横に「#ドキュメントの最後のカット」って付けて。
――(笑)。それ以前、川島さんのInstagramのフォロワー数はどのくらいだったんですか?
川島:3万とか4万まで行って、そこから全然増えなかったんですよ。でも、ハッシュタグ大喜利がだんだん形になっていくにつれて、1カ月に1万人くらいずつ増えていく感じになって。
――そして今や、フォロワー数は48万人(※2020年5月23日現在)。川島さんご自身、手応えを感じた瞬間はあったんですか?
川島:やっぱり、歯の抜けたノブを載せたときと(笑)、その後、(千鳥・)大悟とか、(コロコロチキチキペッパーズ・)ナダル、ダイアンの二人(ユースケ、津田篤宏)を載せたあたりで、ひとつ形が出来上がったっていう瞬間はあったかな。
…あ、でも、手応え的にバーンと来たのは、やっぱり(ブラックマヨネーズ・)小杉(竜一)さんですね。小杉さんのときは、テレビで取り上げてもらったり、後輩の芸人がラジオで言ってくれたりして。ただ、始めたときから、ハッシュタグを考えてる時間が楽しいっていうことに変わりはないんですけど(笑)。
――今回、芸人さんが掲載されている順番は、Instagramで投稿した順番とは違いますよね。
川島:はい、ガラッと変えました。今回、ハッシュタグ大喜利のパートは全体を4ブロックに分けてるんです。
最初の第1章は、「ハッシュタグ大喜利とは、こういうものです」っていうのが一目でわかるようなネタを並べました。野球で言えば、150キロのストレートで入る、みたいなことですね。で、霜降り明星(粗品、せいや)とか、EXITのりんたろー。くんとか、ポップな若手を集めた第2章をはさんで、第3章は、重厚感のあるネタのブロック。小杉さんから始まるんですけど(笑)、重厚というか、渋い演歌みたいな感じですかね。好きな人はたまらん、みたいな。で、最後の第4章は、バイきんぐの小峠(英二)さんから始まる、破天荒ブロック(笑)。他のどのジャンルにも属さないような、爆発力のあるネタで固めました。
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