「コロナが明けて最初の舞台は、全員もれなくスベると思います(笑)」麒麟川島が語る“大喜利愛”と“アフターコロナのお笑い界”<インタビュー・後編>

2020/05/24 06:00 配信

芸能一般 インタビュー

「『全部大喜利や』って考えるようにしたら、気持ちが楽になったんです」


「IPPONグランプリ」で優勝したときの思い出を語る川島明。「その夜は、つまみも頼まずに、トロフィーを見つめながらハイボールを朝まで飲み続けました(笑)」


――じゃあ、松本人志さんが大会チェアマンを務める「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)で優勝したときは、感慨もひとしおだったのでは?(※川島は2016年の第16回大会で優勝)。

川島明:いやもう、大喜利の神様に見守られながら大喜利をしてるような状況ですからね。そんな中で優勝したときは、最後、松本さんから直接手渡しでトロフィーをいただいて、もう心臓バクバクでした。

その夜は家に帰ってからも眠れなくて、トロフィーを赤子のように抱えながら居酒屋に入って、後輩を呼んで、「見てくれ、ついに獲ったよ」と。そして、つまみも頼まずに、トロフィーを見つめながらハイボールを朝まで飲み続けました(笑)。トロフィーは、今も家の一番目立つところに飾ってます。

――ところで、大喜利力というのは、鍛えられるものなんでしょうか? それとも、やはり生まれ持っての才能によるところが大きい?

川島:うーん、どうなんですかね。確かに、大喜利だとめっちゃおもろいのに、フリートークは苦手っていう芸人さんもおれば、逆に、トークは得意やけど大喜利はできません、っていう芸人さんもいますもんね。…結局一番大事なのは、大喜利が好きかどうかってことなんじゃないですか?

実は僕、芸人になってから長いこと、クイズ番組に出してもらっても並の成績しか残せへんし、グルメロケに行っても、「食レポってどうすればええんやろ?」とか「確かな舌もないのに、偉そうなことよう言わんわ」なんて思ってたんですね。でも、3年くらい前から、「全部大喜利や」って考えるようにしたんですよ。食レポでオムライス食うても、「卵がふんわりして」とか「老舗の味で」とか言う代わりに、「このオムライス、高速道路に落ちてても車から降りて拾いに行きますわ」とか言えばええんやと(笑)。で、その結果、あかんと言われてテレビ局から声が掛からなくなっても、しょうがない、あきらめよう、と。ところが、そう考えるようになってから、気持ちが楽になったんですよね。