<隕石家族>カフェ店長役ブラザートム「日本一、芝居で店のマスターをやっていると思います」

2020/05/22 18:00 配信

ドラマ

ドラマ「隕石家族」でカフェ・イスカンダル店長の古代鉄郎を演じているブラザートム(C)東海テレビ


巨大隕石の接近であと半年の運命にある門倉家の5人の姿を描くドラマ「隕石家族」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)の放送も残すところ2話となった。

5月16日の第6話では大資産家である翔太(中尾暢樹)が父の遺言で、結月(北香那)の火星移住計画が進んでいることが発覚。それを結月が拒んだことで2人がもめて、家庭内もトラブルに。

さらに、和彦(天野ひろゆき)が久美子(羽田美智子)の純愛相手・片瀬(中村俊介)を連れて帰宅し、同居することになった。

そんな展開の中、「飄々として年齢不詳」「世の中のパニックをどこか楽しんでいる」カフェ・イスカンダル店長の古代鉄郎を演じているのがブラザートム

翔太のバイト先として度々登場する、本人に当て書きしたとしか思えない役について聞いた。

「トムさんしか着こなせない服を用意した」と言われました


──今回の店長役は、ご本人と近いのでは?

全く違いますね、僕ほど神経質な男もいないので、芝居を作るのが大変でした(笑)。僕きっと日本一、芝居で「店のマスター」をやっていると思います。監督からは「本当に好きなことをやっていい」と言われたのが久しぶりで、うれしかったし、楽しかったです。

──毎回ド派手な衣装も注目されています。

衣装合わせの時にすごい派手な服ばかりが並んでいて「さぁ、トム着てみろ!」と言われている感じがしたんですけど、僕の大好きな範囲なので、皆さんが思っている以上に重ねて、もっと派手にしちゃいました。

アフリカンだったりラッパー系だったりレゲエっぽかったり、あの自由な感じが好きですね。スタイリストさんから「トムさんしか着こなせない服を用意した」と言われたんですが、古着など滅茶苦茶に組み合わせる楽しさがありましたね。

カッコイイですよ! 僕自身は普段こういう着こなしはしませんが、好きですね。巣鴨でよく見るスタイルですよね、古着を重ねて着ているうちにあんな感じになっちゃう(笑)。「スガマー」と呼んでほしいですね。

──先週の6話では翔太にガツンと説教するシーンもありました。

そのシーンでは僕の性格と役がすごく似ているのを感じましたね。真剣な話が2分ぐらいしかできない。怒っているんだけど、だんだん怒っている自分に恥ずかしくなったりする、そんな人間性が出ていて面白い台本だと思いました。最初に台本を読んだ時から大ヒット映画「翔んで埼玉」のような「面白いコメディーだ」と思っていました!

──毎回アドリブがすごい!とスタッフ間で話題のようです。

「台本通りにできない」というのが正しい言い方だと思うんですけどね。7話では店に入るなりうがいをしたんですが、あんなのがあったら面白いなぁと思って。もう隕石が落ちてくるなら、お客さんの前で何やったっていいじゃないかみたいな感じで(笑)。自由にやらせてくれて、しかもOKしてくれる監督がすごいんだろうなと思いますよ。

──結月役の北香那さんとの掛け合いも印象的でした。

北香那はね、ラジオで一緒だったんだけどフリートークが面白いんですよ。このドラマの撮影でも、僕のアドリブに全部返すでしょ? 女優さんだとなかなかあんなふうに返せないですよ!

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