声優活動10周年の東山奈央「歌手として歌っているときも、自分は声優だなと感じることがある」アニサマ公演延期への思いも吐露<インタビュー>

2020/06/28 08:00 配信

音楽 インタビュー

「止まっていた時間が動き出すような、大切な時間を紡いでいけたら」


12月の10thアニバーサリーライブに向け、意気込みも十分! 「無事に開催されることを心から願いつつ準備を進めていきたいと思っています!」撮影=石塚雅人


――12月5日(土)・6日(日)には、10thアニバーサリーライブ「Special Thanks!フェスティバル」が開催されます。この公演に向けての意気込みをお聞かせください。

東山奈央:これまでのキャラクターソングをギュギュッと詰め込んでお届けするライブになると思います!

次から次へと親愛なるキャラクターたちをステージの上に招いて、一緒にパフォーマンスしていきます。歌うのは私1人でも、その集いの様相はまさにフェス!…ということで、“フェスティバル”というタイトルをつけさせていただきました。

中にはお客さんの前で披露させていただくのが初めての楽曲もあると思います。そういった意味では、懐かしさと新しさの入り混じった時間になりそうですね。作品として一区切りになって、私自身も久しぶりに再会するキャラクターもいます。止まっていた時間が動き出すような、そんな大切な時間を紡いでいけたらと思っています。

12月の世の中の情勢について、はっきりとしたことはまだわかりませんが、無事に開催されることを心から願いつつ準備を進めていきたいと思っています! そのときには、ぜひみなさんも、たくさんのキャラクターたちに会いに来てくださいねっ! Special Thanksを受け取ってください!

キャラクターソングベストアルバム『Special Thanks!』発売の情報解禁に合わせてPVも公開された


――また、2020年2月にリリースされた声優活動10周年記念シングル「歩いていこう!」についても改めてお話を聞かせてください。この曲を通じて伝えたいメッセージは?

東山:「歩いていこう!」は、テレビアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」(2020年1月期、AT-Xほか)のオープニングテーマです。地学部で活動する高校生たちのキラキラした日常を彩る楽曲になっています。夢に向かって頑張っている人、まだ夢が見つかっていないけど毎日頑張っている人、どんな状況にいる人であっても、その背中をそっと優しく押すようなメッセージが込められています。

〈うつむいた先にも / 見上げている先にも / きっと未来は待っているよ〉…悲しいことや、つらいことがあっても、そのぶん強くなれたり、誰かに対して優しくなれるはず。川嶋あいさんのまっすぐで普遍性のある歌詞が胸に染みわたって、元気になれる楽曲です!

テレビアニメ「恋する小惑星」のオープニングテーマにも起用された「歩いていこう!」も好評撮影=石塚雅人