俳優・原田芳雄さんの追悼番組がNHK BSプレミアムで放送決定

2011/07/20 21:32 配信

芸能一般

NHK BSプレミアムでは原田芳雄さんをしのび、2作品を追悼放送する

俳優の原田芳雄さんが7月19日に亡くなられたことを受け、NHK BSプレミアムでは7月21日(木)に「広島発ドラマ 火の魚」を、8月7日(日)に映画「父と暮せば」を放送することが決定した。

「広島発ドラマ 火の魚」は'10年3月にNHK総合で放送されたもので、広島の小さな島に住む作家の村田(原田)のもとに、原稿を受け取るため東京の出版社から編集者である折見(尾野真千子)が通ってくる。あるとき、自身の小説の装丁に金魚の魚拓を使おうと考えた村田は折見に魚拓を作ることを命じるが、魚拓を作るために殺さなければならない金魚の命をめぐって対立するというストーリー。

また「父と暮せば」は井上ひさし原作の舞台を映画化した作品。美津江(宮沢りえ)は唯一の家族だった父・竹造(原田)を広島に投下された原爆によって失い、一人生き残った自分に負い目を感じながら暮していた。ある日、美津江は勤め先である図書館に原爆の資料を探しに訪れた木下(浅野忠信)に想いを寄せるも、自分は幸せになってはいけないという思い込みから身を引こうとする。そんな姿を見かねた竹造は幽霊となって美津江の前に姿を現すという物語。同作はロングランを記録し、同名舞台は1995年の初演から今もなお全国各地で上演され続けている。