BS日テレでは、日本中を熱狂させたJリーグチームの激闘を、6月6日(土)より3週連続でプレイバック放送する。
今回放送されるのは、鹿島アントラーズがレアル・マドリードをあと一歩まで追い詰めた「FIFAクラブワールドカップ ジャパン2016」決勝戦と、2017年に浦和レッズが、2018年に鹿島アントラーズがそれぞれ栄冠に輝いた「AFCチャンピオンズリーグ」決勝戦の計3試合。
新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が全国で解除され、いよいよJリーグの開幕に向けた期待感が高まる中、Jリーグチームが世界を驚かせた伝説の試合に今一度触れてみよう。
2度目のFIFAクラブワールドカップ制覇を目指していたヨーロッパ王者、レアル・マドリードに決勝で挑んだのは、前年のJリーグを制し「開催国枠」で大会に出場した鹿島アントラーズ。
準決勝で南米王者、アトレティコ・ナシオナルを破り、日本勢のみならずアジア勢として初の決勝進出を果たした鹿島が、さらなる“ジャイアント・キリング”を目指して横浜国際総合競技場で激突した。
前半開始早々に1点をリードされた鹿島は、柴崎岳の2ゴールで一時逆転するが、クリスティアーノ・ロナウドが冷静にPKを決め延長戦へ。鹿島は世界No.1チームと互角の戦いを展開するも、延長戦でロナウドに2ゴールを許し力尽きた。
浦和レッズとサウジアラビアのアルヒラルが、アジアの頂点を懸けて対戦したこの年の決勝戦。敵地で行なわれた第1戦を1-1のドローで終えた浦和は、埼玉スタジアム2○○2に集結した熱烈なサポーターの後押しを受けて第2戦に臨んだ。
両チーム無得点で迎えた試合終了間際の88分、武藤雄樹のパスにラファエル・シルバが反応。鋭いシュートをゴールに突き刺し、浦和が待望の先制点を奪った。その先制点を守り抜いた浦和が、2007年以来10年ぶり2度目となるAFCチャンピオンズリーグ制覇を達成した。
FIFAクラブワールドカップ2016決勝で、レアル・マドリードをあと一歩まで追い詰めた鹿島。だが、同年は開催国枠での出場だったため、選手たちはアジア王者へ向けた大一番にすべてを懸けて挑んだ。
決勝第1戦を2-0で勝利した鹿島は、第2戦でイランの首都・テヘランに乗り込んだ。公式発表で10万人というサポーターの大きな後押しを受けるホームのペルセポリスは、2点のビハインドを挽回するべく終始猛攻を展開。
それでも鹿島は組織的な守備でゴールを割らせず、試合は 0-0のスコアレスドローで終了。2戦合計スコアで勝利した鹿島が、クラブ創設以来の悲願だったアジア初制覇を達成した。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)