映画「コクリコ坂から」の舞台あいさつが都内で行われ、声優を務めた長澤まさみ、岡田准一、石田ゆり子、柊瑠美、内藤剛志、風間俊介、香川照之と、主題歌を歌った手嶌葵、監督の宮崎吾朗が登壇した。
同作は、「ゲド戦記」('06年)以来、5年ぶりに宮崎吾朗監督が手掛けたスタジオジブリ最新作。'63年の横浜を舞台に、高校生の海(声・長澤)と俊(岡田)の恋と青春をノスタルジックなタッチで描く。
高校生でありながら下宿屋“コクリコ荘”を切り盛りするしっかり者の松崎海役を演じた長澤は「小さいころからジブリ作品の大ファンだったので、主人公の声を担当できたことが、本当にうれしかったです。この映画を通して皆さんに、『人生って楽しい! 恋をするのってすてき!』という気持ちになってもらえるとうれしいですね」と喜びを語った。
海とひかれ合う青年・風間俊役の岡田は「宮崎監督には『ゲド戦記』に続いて声を掛けていただいたので、『この期待に何としても応えないと!』という気持ちで取り組みました。俊はちょっと不器用なところがある高校生なんですけど、プロデューサーの鈴木敏夫さんからは『高倉健さんのイメージでやってくれ』と言われまして。かなり混乱しながら役作りをしたのは良い思い出です(笑)」と意外な苦労話を明かした。
また、学校一の秀才で生徒会長の水沼史郎役の風間は「僕もジブリ作品の大ファンなので、『もののけ姫』('97年)のサン(石田)と『千と千尋の神隠し』('01年)の千尋(柊)と共演できたのが最高にうれしかったです!」と喜び、「現場では、岡田君の演じた風間俊と僕の名前がそっくりだったので、監督から『風間君』と呼ばれても、どっちのことか分からず、戸惑ってしまうことがありました(笑)」と笑みを浮かべた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)