NHK BSプレミアムで8月22日(月)から24日(水)まで3夜連続で放送される海外ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)の試写が行われ、吹き替えを担当した三上哲と森川智之が登場した。
同作はコナン・ドイル原作の小説「シャーロック・ホームズ」の21世紀版というコンセプトで制作されたドラマで、現代のロンドンを舞台にスマートフォンなど最新機器を駆使しながら謎を解いていくという物語。
シャーロック・ホームズ(三上)とジョン・ワトソン(森川)という世界的に有名な役を演じるにあたり、こだわった点はありますか?という問いに三上は「(主演を務めた)ベネディクト・カンバーバッチさんがまさにシャーロックだ!と僕は思えたので、彼の演技を外さないようにそこは気をつけましたね。目線とか細かい表情とかすごく表現豊かなので彼の演技を壊さないようにというのを考えてやりました。長いせりふが多かったので、そこは結構苦労して何回か練習しました」と苦労を明かした。一方、森川は「(軍医である)ワトソンが戦場から帰ってきてカウンセリングを受けていたところにシャーロックという人物と出会いまして。本人が思い悩んでいる部分が実は自分が求めているものだってことに気付くんです。シャーロックと共に行動するうちにバディー関係になっていくというのが自分の中では“萌えポイント”だなって思ったのでそこを重視して演じました(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。
また、原作に対するイメージと今作の見どころについては、「露口茂さんがやってたシャーロック・ホームズのイメージが強くありますね。原作は読んだ気になっていたのですが、実は読んでいなかったので『緋色の研究』とか短編集を読みました。今回(1話のサブタイトルである)『ピンク色の研究』と『緋色の研究』は同じようですが、違いが結構あるので原作を読んでいてもいろいろと楽しめると思います。シャーロックとワトソンの関係がどうなっていくかっていうのが見どころですね。人間ドラマとしても面白い作品だと思うのでそこも見ていただきたいです」と三上が熱くアピール。一方、森川は「ずいぶん昔に読んだ記憶があって、今こうやって演じることによって『あ、こういう話だったな』って感じです。最近ジュード・ロウが演じた映画でも、ジョン・ワトソンの吹き替えをやりました。そちらは時代背景が原作に近いのですが、今回はモバイル機器やGPSを駆使して犯人を追い詰めていくシャーロックに対し、どちらかというとアナログなワトソンがほんろうされつつ追いかけていくというのが見どころですね」と最新機器をとりいれた本作ならではのポイントを語った。
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