――では、もう少し番組についてのお話を。ゲストの人選など、ケンコバさんからスタッフにリクエストしていることはあるのでしょうか。
ケンドーコバヤシ:スタッフがいつも、僕が会いたい漫画家さんを聞いてくれるんですけど、基本、忙しい方ばっかりなので、なかなか実現には至らず。割と投げまくってるんですけどね。だから、一回OKを出してくれた先生には、スタッフが死ぬ気で食らいついていくっていう。
――会ってみたい漫画家の先生は、まだまだいらっしゃるわけですね。
コバヤシ:はい。もう何人かは出演が決まっていて、中には、ものすごい先生もいらっしゃるので、楽しみにしていただければなと。
――これまでも、ケンコバさんが大好きな漫画家さんはたくさん出演されていますよね。例えば、「1・2の三四郎」の小林まこと先生ですとか。
コバヤシ:そうですね。「1・2の三四郎」は、僕のバイブルですから。でも僕、小林先生には訴えられてもおかしくないと思ってるんですよ。自分の笑いの基本は全部、小林まこと先生の作品から影響を…というか、パクらせていただいてるので。実際訴えられたら、間違いなく負けると思います(笑)。
――そういった憧れの先生方から、イラスト入りのサイン色紙をもらうことも番組の恒例行事となっていますが、ケンコバさんにとって、目的のひとつとなっているんでしょうか。
コバヤシ:目的のひとつというか、それがすべて。唯一の目的です(笑)。サインをもらうためなら、どんな苦労もいとわないんで。
――ところで、コロナ禍の中、どのように生活されているのか、教えていただけますか(※本取材は5月20日に行われました)。なんでも先日は、画面越しにイベントに出演する“リモート営業”のお仕事があったそうで。
コバヤシ:ええ、不思議な体験をさせてもらいましたよ。お客さんのリアクションがチャットで返ってくるっていうね。気を遣ってくれたのか、「笑笑」とか「wwww」とかいっぱい返してくれました。これから、ああいうイベントが流行っていくんですかね。結局、リモート営業っていうのはその1件だけで、他の芸人からも話を聞かないですけど。
――先ほどもお話が出ましたが、“おうち時間”が増えて、お料理にも凝ってらっしゃるそうですね。麻婆豆腐も、一から作られたとか。
コバヤシ:麻婆豆腐に限らず、いろんな料理を一から作ってるんですよ。基本、“男の料理”をコンセプトにしてるんですけども、昨日は女性っぽく、白菜のクリーム煮を作っちゃいました。それを「うん、美味しい」って言いながら、一人でパクパク食べて…さすがにちょっと恥ずかしくなりました(笑)。
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