戸田恵子、アニメ「もったいないばあさん」で声優として初のおばあさん役「私にとっては理想のおばあさん」

2020/06/05 04:00 配信

アニメ

アニメ「もったいないばあさん」で声優として初めておばあさん役を演じる戸田恵子(C)もったいないばあさんプロジェクト(C)真珠まりこ/講談社

それいけ!アンパンマン」(毎週金曜朝10:55-11:25、日本テレビ系)などで声優も務める、女優の戸田恵子が、アニメ「もったいないばあさん」(講談社えほんチャンネルほかで配信)で、初めておばあさん役を演じることが決定した。

このアニメは、「もったいない」という言葉の意味と大切さを、子どもたちに伝える絵本として、2004年に誕生した、真珠まりこの「もったいないばあさん」(講談社)が原作。ちょっと怖そうに見えるけれど、とっても大切なことを教えてくれるおばあさんが主人公だ。

シリーズは17作品になり、全国の幼稚園、保育園、そして韓国やベトナム、中国、フランス、インドなど、世界中の子どもたちに愛されている。

その主人公のもったいないばあさん役を演じる戸田と、原作者の真珠から、以下のようなコメントが届いている。

戸田恵子コメント


「もったいないばあさん」は見た目がとてもファンキーで、元気はつらつとしていて、私にとっては理想のおばあさんです。

モノが豊富にあふれている時代なので、なかなか「もったいない」と思うことはないかもしれません。お母さんやお父さんにもこの作品をご覧いただき、ただ「もったいない」と子どもたちを叱るだけでなく、どうしてもったいないのか。そこにはちゃんとした理由があることをわかってもらえたらいいですね。

真珠まりこコメント


「もったいないってどういう意味?」息子に聞かれ、答えられなかったことがきっかけで、もったいないばあさんの絵本を作りました。

「もったいない」は、ただ無駄なことをしないというだけでなく、自然の恵み、いただく命、作ってくれた人に感謝する気持ち、ほかの人や物を大切に思う、思いやりがこめられています。それをひと言でいうと、敬う心。自分たちだけが正しい、自分さえ良ければと思うのではなく、分け合い、他の人が大切に思っていることを、同じように大事に思うこと。

私は、もったいないばあさんは、いまの時代に必要なメッセージを伝えるおばあさんで「もったいない」の心があれば、この世界はもっとよくなると思うのです。

だから、アニメーションとなって、世界の人たちにもったいないばあさんからのメッセージを見ていただけるのは、とてもうれしいです。

関連人物