そんな配信ならではのライブを、より立体的に魅せてくれたのは、ARエフェクト機能を使ったリアルな映像演出だろう。宇宙や星空をバックに3Dのクジラがゆっくりと2人の近くを浮遊するダイナミックな映像に圧倒された。
この日、彼らは全14曲を披露。最後に選んだ曲は、韓国2th アルバムのリードトラック「Rising Sun」であった。この曲もまた、東方神起という名を日本で絶対的な位置に押し上げるきっかけとなった1曲だ。
最後まで世界中のファンを酔いしれさせた東方神起。“生配信”という今までにない環境で展開されたライブは、まだまだとどまることを知らない彼らの勢いを、より深く感じさせるものだった。
文=武市尚子