ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、緒川たまきと共にユニット「ケムリ研究室」立ち上げることが決定。2人が記者向けのオンライン映像でユニット結成披露を行い、立ち上げの経緯や今後の構想などを語った。
KERAは緒川のことを「創作のパートナー」と公言しており、今回あらためて共同企画者として作品作りをスタートさせることに。ユニット立ち上げ自体は5、6年ほど前から構想していたそうで、準備に時間を掛けて結成に至った。
ユニット名は実験基地を想起させる“研究室”と、2008年に上演された「シャープさんフラットさん」でKERAが自身を投影したキャラクター“辻煙”にちなんで名付けられたとのこと。
また今回、9月に上演を予定しているユニット旗揚げ第1回新作公演「ベイジルタウンの女神」も発表。
緒川の他、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子らが集い、「ケムリ研究室」の立ち上げを華々しく飾る。
「ベイジルタウンの女神」について、KERAは「作風は公演ごとにバラバラになると思います。旗揚げ作品『ベイジルタウンの女神』は『キネマと恋人』同様、間口の広い誰でも楽しめる作品になると思います。ふとしたことから貧民街で暮らすことになった、俗世知らずの女社長をめぐるコメディーです」と紹介。
さらに、「頭の中には3本分ぐらいの構想があり、年1本か少なくとも2年に1度のペースで公演を打ちたいと思っています。緒川さんは、今回ユニットの企画者、主宰者ですので、若干今までと心持ちが違うと思います。
世の中の方が目にしていない緒川たまきさんもいっぱいいるような気がしていますし、年輪を重ねて若い時には見せてこなかった幅も、もっと見せたいと思います」と、緒川について話す。
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