映画「ロック わんこの島」の初日舞台あいさつが、都内で行われ、佐藤隆太、麻生久美子、土師野隆之介、倍賞美津子、岡田義徳、柏原収史と、ゴールデン・レトリバーのロック、中江功監督が登壇した。
同作は、フジテレビ系で放送中の「めざましテレビ」で紹介され大きな反響を呼んだ実話を映画化した感動作。'00年の三宅島大噴火で離れ離れになったイヌと飼い主の少年一家の絆を描く。
飼い主一家のお父さん・松男役の佐藤は、「三宅島の撮影では天候に恵まれず、長い間滞在しました。いろんな大変なことをキャスト、スタッフ一同乗り越えて撮った作品です」と振り返った。
一家のお母さん・貴子役の麻生は、子イヌにおしっこをかけられるシーンで野太い声を披露しており、「とても恥ずかしい撮影でした(笑)」と告白。
その2人の息子・芯役を熱演した子役の土師野は、佐藤、麻生、祖母役の倍賞への手紙を用意。「最初は自分にできるかとても不安だったよ。でも、みんながいたから大変な撮影も乗り越えられた。父ちゃんはいつも場を盛り上げてくれて、楽しかったよ。母ちゃんの明るい笑い声が大好きだよ。ばあちゃん、雲を見つけたり、一緒に温泉に入って夕日を見たこと、忘れないよ」と読み上げ、目に涙を浮かべた。
「これからはもうあんまり会えなくなっちゃうなと思いました」という土師野の言葉に、麻生も思わずもらい泣きしながら「初めての母親役で、子供にどう接して良いか分からなくて。でも、土師野くんのことを大好きになっちゃって、離れたくなくて。今の手紙でもう駄目です。うれしすぎて」と涙ながらにコメント。
倍賞も「ちょうど孫が同い年で。一緒にいるときは、孫を思い出しちゃって」と、感激した様子。佐藤は「家族を演じた皆さんとは嘘のない関係性を築けました」と、4人はさながら本物の家族のような雰囲気だった。
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