田村淳「僕はきっと、政治家になりたいんだと思います」<田村淳の大人の小学校 zoom質問会 “ほぼ”全文公開・後編>

2020/06/17 08:00 配信

芸能一般

ロンブー淳が新プロジェクト「大人の小学校」について自ら解説。オンラインサロンとどう違う?

「僕の代わりに政治をしてくれる人が『大人の小学校』から出てくる、というのが理想かもしれない」


――「大人の小学校」の授業では、校長の淳さんからテーマを投げ掛けるとのことですが、生徒のほうからテーマを提案することもできるんでしょうか。

田村淳:もちろん、もちろん。自分たちから問題提起をしてもいいし、僕もできるだけその議論に参加しますけど、僕がいないところでその問題が解決されたっていいし。

右派と左派がこの小学校の中にいて、両者で意見交換をするっていうのも面白いんじゃないですかね。お互いどこまでだったら譲歩し合えるのか、どこで折り合いがつけられるのか、どうしたらこの問題を前に進めていくことができるのか…そういう社会実験もできたらいいなと思います。

だからね、僕はいつも「政治家には絶対ならない」って言ってるんですけど…きっと、なりたいんだと思います、ここだけの話(笑)。いや、全然記事にしてもらって構わないんですけど。

ただ、政治家にはなりたいけど、僕はやっぱり、面白い番組を作りたいとか、自己表現をしたいっていう欲求のほうが強いんですよね。だから、僕の代わりに政治をしてくれる人が、この「大人の小学校」から出てくる、というのが理想かもしれない。そうなったら、僕が間接的に政治を行っているようなものですから(笑)。

――ただ、学校である以上、“不良”や“落ちこぼれ”が出てくる可能性もあると思うんですが、そこへの対策は? 例えば、議論を無駄にかき乱す人とか…。

淳:ドロップアウトしちゃう学生っていうのは、学校側が、校則というひとつの型に押し込めようとするから、型にはまりたくない人間が飛び出ていくんだと思うんですね。僕もその一人で、「その型はイヤなんだ」っていう気持ちを理解してくれる大人が周りにいなかったから、ボーンと飛び出ちゃった。でも本当は、いろんな考え方があっていいんですよ。どんな発言も行動も尊重すべきだと思います。ただし、発言と行動には責任が伴うので、そこまでセットで考えないといけないのかなと。「あなたが発言したこと、あなたが行動したこと、すべて自己責任ですよ」と理解してもらった上で、「なんでそういうことしたの?」って、みんなで話し合えたらいいんじゃないですかね。

僕はとにかく、たくさんの意見を聞きたいので、いろんな人に来てほしいです。そういえば、僕のツイッターに「僕は障害者なんですけど、大人の小学校に入っちゃダメですか?」っていうメッセージが来たんです。「なんでそんなことを思っちゃうんだ」って、すぐにDMを送りました。「僕は障害者の友達がいないし、むしろ障害者の人たちは、今の世の中をどう見ているのかを僕は知りたい。だから、ぜひ入ってください」って。

――例えば、現職の政治家は入学可能ですか?

淳:はい、もう、ぜひぜひ。なんだったら、自民党の人がいて、共産党の人がいて、この「大人の小学校」の中で議論し合って、他の生徒が「もうちょっと建設的な議論をしてください」とか、「結局どこが落としどころなんですか?」とか、そういうやりとりができたら楽しいなと思いますね。あと実際、僕のツテを使って、授業のゲストスピーカーとして政治家の人に来てもらうっていうこともあるかもしれないです。

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