伊藤美来が新曲のMV撮影で貴重な体験「私、冷凍保存されるのかな?」

2020/06/18 18:00 配信

アニメ インタビュー

【写真を見る】TVアニメ「プランダラ」のOPテーマを2クール連続で担当する伊藤美来

「Plunderer」でTVアニメ「プランダラ」の第1クールのオープニングテーマを担当した伊藤美来が、6月17日(水)にリリースの7thシングル「孤高の光 Lonely dark」で、引き続き同アニメ第2クールのオープニングテーマを担当。壮大でドラマチックな楽曲となった本作への思いや、MV撮影時のエピソードなどを聞いた。

――第1クールに引き続き、「孤高の光 Lonely dark」で「プランダラ」のオープニングテーマを担当ということですが、心境の変化はありましたか?

「第1クールは『これから冒険が始まるぞ』というワクワク感があるオープニングだったので、力強さを表現したんです。でも、第2クールはどんどんシリアスな展開になっていくので、孤独感やその奥に見える一筋の希望を、繊細な感じで表現できるように意識を変えました」

――初めて楽曲を聴いた時の印象について、壮大でカッコ良かったと話されていますが、今まで歌われてきた楽曲とは印象が違う曲ですね。

「とても挑戦が多かった曲です。イントロのストリングスが壮大でカッコ良いなと感じたんですけど、それに負けないボーカルを歌わなければいけないと思い、すごく気合いを入れましたね。この複雑な思いを描いた歌詞を『どうやって分かりやすく伝えられるか』ということをすごく考えました」

――歌でカッコ良さを出すのは苦手だそうですが、この曲で克服できましたか?

「苦手なままですね(笑)。どうすればカッコ良くなるのかは、いまだに分かりません。歌う前は意識していたんですけど、レコーディングが始まったら曲に合わせて声を出すより、歌詞の細かい部分への歌い方を調整する作業がたくさん出てきてしまって、それどころではなくなってしまったんです。ただ、それにしっかり対応して歌っていったら、最終的にカッコ良い歌い方になりました。何度も録り直すくらい、本当に難しかったですね」

――MVでは霧の雰囲気が印象的ですが、撮影時の思い出を教えてください。

「本物の霧の中での撮影のほかに、スモークやドライアイスも使ったので、とにかくケムケムしていました(笑)。早朝からの撮影だったので、夜中の3時くらいからメークを始めたんですが、前乗りで着いたのが前日の23時くらいで。しかも、撮影は1日で終わらせたので、ハードだったのを覚えています。でも、湖畔がすごくきれいで、夜明けの湖が鏡みたいだったのが印象的でした」

――現場はすごく寒かったということですが。

「カットがかかると、すぐにストーブの前に駆け寄っていましたね。でも、すごく威力が弱かったので、みんなでカイロを持って温まっていました。夜に撮影したお風呂場のシーンは、バスタブの中に直接ドライアイスを入れているので、『私、冷凍保存されるのかな?』っていう気分でした (笑)。モコモコあふれる様子は、見ているだけで面白かったです。ただ、。次は温かい場所で撮影したいですね」

――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。

「今回のシングルでは、ガラッと毛色の違う2曲を楽しんでもらえると思います。光と輝きを扱っている点は、2曲に共通していることだと思うので、毎日の中で光を求めている時に聴いてください」

文・撮影=永田正雄

ワンピース:AULI スカート、シャツ:EGOIST

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