大人の魅力ほとばしる、西島秀俊 その役者人生の軌跡をたどる<ザテレビジョンシネマ部>

2020/06/23 07:00 配信

映画

『空母いぶき』 (C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ


49歳とは思えない若々しい顔に、見事な“細マッチョ・ボディー”で男女問わず多くのファンの心をわしづかみにしてきた俳優、西島秀俊。アダルトな魅力がほとばしる彼の華麗な役者人生を、今ここで足早に振り返ってみたい。

ハードボイルド作品の軌跡


ハードボイルドな西島秀俊像を決定付けた作品として真っ先に思い浮かべるのは、香川照之とのタッグで話題となったWOWOW&TBSの合作ドラマ「ダブルフェイス」シリーズ(2012)で演じた麻薬密売組織に潜入する捜査官の森屋役や、ドラマ版から劇場版へと発展した「MOZU」シリーズ(2014~2015)の警視庁公安部捜査官の倉木役、いや、さらにさかのぼって、竹内結子が姫川玲子を演じた「ストロベリーナイト」シリーズ(2010~2013)の警視庁捜査一課巡査部長、菊田役(実は甘いモノが好きというギャップもいい!)だという人も、きっと多いに違いない。

その後も、小栗旬主演のドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(2017)で演じた警視庁公安部巡査部長の田丸役などを通じ、「クールな表情でバリバリのアクションもこなせる、実は“脱いだらすごい“細マッチョ・ボディー”を持つ俳優」として、西島秀俊はTVとスクリーンの間を自在に行き来し、お茶の間(という古風な表現がまだ通用すればの話だが……)にその名をとどろかせてきた。

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