新型コロナウィルス感染拡大防止対策による方針を受け公開を延期していた映画「水曜日が消えた」が、6月19日から公開。公開を記念した配信舞台あいさつに、主演の中村倫也が登場した。
本作は、一人の人間の内側で曜日ごとに入れ替わって暮らしている“7人の僕”が主人公で、そのうちの最も地味でつまらない通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語。
劇場に入場し、座席に中村倫也演じる「7人の僕」のパネルが置いてある光景を見るや否や、ファンの間からは歓喜の声が。パネルと一緒にセルフィ―で写真を撮影したり、会場は舞台あいさつ前から熱気に包まれた。
さらに、舞台あいさつが始まるところで、会場が暗くなり「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。中村倫也です」という中村の影ナレが始まり、会場からは悲鳴があがった。
「少しの時間ではありますが、今日ここに来てくださった方限定の配信舞台あいさつです。ぜひお楽しみください。まる」というナレーションに続き、舞台あいさつが始まった。
そして、登場した中村は、公開を迎えた気持ちを尋ねられると、「非常にワクワクしています。楽しんでもらえる作品だと、胸を張って送り出せる作品なので、見に来てくれた方が楽しんで、帰り道に誰かに話したくなるような映画になっていたら良いなと思います」と自信を見せる。
さらに、「(作品は)面白かったです。この作品がどういう読後感と言いますか、見終わった後、自分がどういう感覚になるんだろうなっていうのは、定めきらずに撮っていたので、試写を見終わったときに勇気をもらいました。人によっていろいろな受け取り方ができる作品だと思っています」と、作品の印象を語り始める。
「7つの曜日で皆違うんですが、人間みんないろいろな顔を持っていて、その自分のいろいろな顔に時々翻弄(ほんろう)されたり、反省したりとか、生きているといろいろな思いがあって。僕もそういうところあると思うんですけど。この作品を見たときに、そういうことを認めていく“力”だったり、自分だけではなくていろいろな人と接点を持つことで、成長していくとか、受け入れていくとか、背中を押してもらった気がいたしました。」と、自身の感じたことを明かした。
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