廣瀬智紀が主演、北原里英がヒロインを務める映画「HERO~2020~」が、6月19日よりシネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開されている。
本作は、2019年7月に上演された舞台「HERO ~2019夏~」を映画化し、「誰かが誰かに支えられ、誰かが誰かに支えられ、誰かが誰かの“ヒーロー”になるという気持ちを届けてくれるハートウォーミング・コメディー。
舞台版に引き続き、“秘密”を抱え明日に踏み出せないでいる主人公・広樹を廣瀬が、広樹の恋人・浅美を北原が演じる。
ヒロインの北原に、舞台から映画化された本作への思いを語ってもらった。
――脚本を読んで、西条さんの作品はどのようなところが魅力だと思いましたか?
私は、ストーリーの中で点と点がつながって線になっていくような作品が元々好きで。西条さんの作品は伏線が散りばめられていて、それを最後に全部回収する気持ち良さが魅力だと思います。
西条さんの作品は、途中困難があったり、悲しいことも起きるんですけれど、最後はちゃんとハッピーエンドなんです。
近年は暗い雰囲気で終わっていく作品が多い印象だったので、そんな中、ハッピーエンドな作品があるのはいいなと思います。
――映画化もされると聞き、どう思われましたか?
まずは単純に、映画に出演させていただけることがうれしかったです! もしかしたら映画の方がより細かいところまで伝わるかもしれないとも思いました。
――舞台になかったシーンを演じるのはいかがでしたか?
舞台にはなかったシーンを撮っている時、より作品への期待が膨らみました。そのシーンがあることによって、広樹と浅美の2年間の物語が存在していたんだというのがより色濃く描かれているので、余計別れがつらく感じられると思います。
――完成した映画を見た感想はいかがでしたか?
自分が出ているから冷静に見られない部分があって、自分に関しては反省点を探してしまうんですけれど(笑)、何より一緒に見ていた子役の子どもたちが、すごくケラケラ笑いながら見てくれて、「こんな小さい子たちにもちゃんと伝わるコメディーなんだな」とうれしくなりました。
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