綾野剛&星野源が語る、野木亜紀子の脚本、米津玄師の主題歌の魅力<「MIU404」インタビュー後編>

2020/06/26 06:05 配信

ドラマ インタビュー

「MIU404」第一話より(C)TBS


――1話完結でありながら、全体としてつながるテーマがあると思うんですが、今お話できることはありますか?

綾野剛:「MIU404」は、1話完結のストーリーと、もう一つのストーリーが裏軸でずっと走っていくんですが、その中で、さまざまなゲストの方が登場するんです。「ええっ!この方が出てくれるの!?」って、相当驚く方々が出演されます。

事前予告しない方もいるかもしれません。なので、台本落としたらまずいなと。ぜひ楽しみにしていただければと思っております。

星野源:志摩は配属されていた別の場所から第4機動捜査隊の中に入るんですが、志摩がなぜ第4機動捜査隊に来たのか、そのバックボーンの部分が「MIU404」の根底に流れるストーリーにもつながっています。

また、自分たちが今を生きていく上で考えなくてはいけない社会問題、メディアから流れる情報をどう受け取るかなど、本当に今考えなければならないような問題提起も入っていますし、全話を通してそういうものが体に染み込んでいって、ふとわれに返ったときに「ものすごく大事なことを言われた気がする」と思うような内容になっていると思います。

「みんな待たせてごめんね」


――最後に、放送を楽しみに待っているファンの方にメッセージをお願いします。

星野:コメディーの要素もあるし、社会問題を取り入れたシリアスないろいろな要素が混ざっていて、かつ二人の「バディ」の面白さで物語を引っ張りつつ、驚くようなアイデアが詰まっていると思うので、まずは第1話を見ていただいて、最低でも第3話まで見てほしいです。

3話まで見たときに、「もっと深まるのか!」っていう気持ちが体験できると思います。しかもその後もさらに違うアイディアで楽しく深まっていきます。

「MIU404」第一話より(C)TBS


綾野:僕も源ちゃんと同じで、まさに第3話でいろいろと動くので、まずは3話まで見てもらえたらって思います。

あと僕は皆さんに対してのメッセージは、みんな待たせてごめんね。でも待っててくれてありがとう。愛ですね。(ニコッとした表情で首を左に傾ける)

(綾野の笑顔につられて、思わず笑顔になった記者たちに)何で笑ってんの~(笑)、みんな(うれしそうに画面を眺める)。