中盤、主人公が女子高に転校したことから物語は二転三転。次々と問題が襲いかかってくる、縦横無尽な展開を見せた。
一人芝居だけにそのせりふ量もさることながら、エヴァンゲリオンやドラえもんといった小ネタも交えた情報量も膨大。
果たして、これは演劇なのか演説なのか、はたまた詩の朗読パフォーマンスなのか、何とも付かない中屋敷ワールドに、福島が瞬発力や身体能力で十二分に応える作品となった。
そんな公演は30分ほどで終了。短い作品ながら、その濃密さで視聴者を心地よい疲れに包んだまま終演した。
終演後のアフタートークには再び前田が登場。終えたばかりの舞台について、福島とざっくばらんに語り合うと共に、前田主演バージョンへの意気込みも聞かせた。
最後に、福島と前田が交互に主演を務める7月7日(火)〜7月10日(金)の上演日程(8日[水]は休演)の他、各公演のアフタートークに本西彩希帆、田代明、谷口愛祐美(劇団4ドル50セント)、太田奈緒や兒玉遥が出演することを発表。
また、8月にも劇団ガバメンツや劇団時間制作とのコラボレーション公演をオンラインで上演することも明かされた。
取材・文=青木孝司
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