主戦場はYouTube?デビュー15年、オリラジが今「最高に仲が良く面白い」ワケ

2020/06/29 12:00 配信

芸能一般

「ずっと相方の足を引っ張っていた」振り返って思うこと


掲載は2016年お正月、ハワイにて※画像は藤森慎吾(fujimori_shingo0317)公式Instagramのスクリーンショット


オリラジは元々大学時代にバイト先で出会い、友人関係からコンビを結成している。

中田のYouTube大学の登録者数20万人記念動画で、藤森がゲスト出演した際には、オリラジの結成秘話が語られた。友だちからコンビになったふたりの、お互いにしかわからない当時ハマっていたものへのテンションや、仲のいい男友だちノリが満載だ。

中田もいま改めて、「(相方と)気が合うな~と感じる」と話している。まったく違う仕事をしていても、お互いの好みやノリ、空気感を熟知している感じは、まさに学生時代の友人同士ならでは。

ふたりは、お互いを決して否定しない。相方のいいと思ったところは素直に「あれ、良かったよ」と褒め、知らない話は「へぇ~!」と楽しそうに耳を傾け合う。だから、ふたりのトークは聞いていて心地がいいのだろう。

言葉の端から見えるのは、お互いの相方への絶対的な信頼とリスペクト。

藤森は、ずっと相方の足を引っ張っていた、と思っていたそうだ。チャラ男キャラのブレイクで、ようやくコンビとして対等になった気がした、と。

一方中田は、「むしろ自分にはキャラがない分、置いて行かれたと感じていた」と話す。内にこもるタイプの自分は藤森の社交性に助けられていた、とも。

キャラクターも正反対で、お互いに自分にないものを持つ相方に時に焦り、時に助けられながら、自分にしかない芸を磨いてきたふたり。

コンビでのYouTubeチャンネル開設に至ったのは、ラジオの現場で藤森が「もっとふたりで話す場がほしい」と中田に話したことがきっかけだという。そうして始まったオリラジチャンネルでは、他愛もない話や情報交換をしつつ、生き生きとボケてツッコミながら、素で笑い合うふたりの姿を見ることができる。

デビューして15年。オリラジは、今最高に仲が良く、面白い。この先コンビとしてどんな化学反応を起こして、どんな新たなプロジェクトを見せてくれるのか、楽しみで仕方ない。

小林麻美