新型コロナウイルスの影響で、全国の映画館が休館になっていた時期の心境については「テレビで山中(伸弥)教授がこのピンチをチャンスに変えないといけないとおっしゃってましたが、これまでも映画界はいろんなピンチをチャンスに変えて優れた映画を生み出してきたと思います。
ひょっとしたらこれを機に日本映画もさらに活性化し、世界に影響を与えた巨匠たちのような才能が生まれるかもしれないなと、そんな大きな夢を見て自粛してました」というポジティブな考えで過ごしていたことを伝えた。
さらに「まずは本当にお客さんに映画館で映画を見てほしいという思いですね。自粛中は自宅のテレビで映画を楽しめたと思いますけど、この映画館で見る映画は別物だと僕は思っています」と呼び掛けた。
最後に「残念ながらコロナウイルスと人間は共存していくしかない感じになってきました。映画は経済と密接に関わってる芸術ですので、もちろん撮影現場は苦労すると思いますが、そういう覚悟と努力があればこんな状況でも優れた作品が生まれると信じています。
とにかく映画は映画館で見てもらうために作ってますので、映画館でその魅力が伝わると思っています。このコロナショックを乗り越えて、日本映画がもっと豊かに、誇らしいものになるよう、みんなで頑張りたいと思います」という熱い思いのこもったメッセージで会見を締めくくった。
「映画に行こう!」キャンペーンの公式YouTubeチャンネルにおいて、アンバサダーの役所広司をはじめ、映画業界人10人によるリレー動画を公開していく予定。
取材・文・撮影=田中隆信
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