TPD橘二葉×林希“コンビ”対談(後)「TPDのメンバーは何やるんやろうな?」

2020/07/04 07:00 配信

アイドル インタビュー

絶妙なコンビネーションを見せてくれた2人撮影=コザイリサ


TPDは自由演技?


――回替わりで登場する豪華ゲストにも注目!

林希:TPDのメンバーに関しては、誰が出るかはまだ秘密です。

橘二葉:私は、ゲストの方たちが登場するシーンに出ていないんです。

林:私も絶対にいちゃいけないんです。でも、当日もしかしたら急に呼び出されるかも。二葉もあるかもよ。

橘:え~、どうしよう(笑)。

――毎回、ゲストの方に合わせたキャラクターなんですか?

林:皆さん同じ役で出ます。だけど、個性豊かなゲストなので回によって全然違う作品に見えると思います。台本には赤字で“ゲストコーナーは自由”って書いてあります。完全にフリー。

橘:それも今回の舞台の醍醐味(だいごみ)です。

林:見どころになりますね。でも、TPDのメンバーは“自由”って書かれているところ何やるんやろうな?

橘:何をするんだろう。

林:そこだけ稽古つけなあかんのかな。

橘:メンバーも「何をするの?」って言ってました。

林:やっぱり、そうなるよね。

橘:だから「知らん」って答えました(笑)。

――ほったらかしにするという手も?

林:放置プレーね。誰もツッコまない。

橘:それ、舞台で一番怖いことですよ。

林:(脇)あかりは、何かしら面白いことを言いそう。こっちが「ハァ?」ってなるような。何を言うてんのって。

橘:あかりんならありえるかも(笑)。

まさに“仕事人”な表情の林希撮影=コザイリサ


――junkiesistaは結成13周年を迎えました。今後の野望は?

林:実は、もう新作の話をしています。まだ、やるかどうかは分かりませんけどタイトルは…「冬のドナタ?」。

橘:めっちゃ面白い(笑)。

――また、どこかで聞いたようなタイトルですね(笑)。

林:「ドナタ?」ですから。どんどんどんどん記憶喪失で人を忘れちゃうストーリー。これ、タイトル負けですよね(笑)。大丈夫かなぁ。

――そんなふうに、常に面白そうな素材を探しているんですね。

林:特に探したり、考えたりということはしていないんですけど「あ、これ面白いやん」というのは不意に人生ってやって来ますよね? 

うちは実家が葬儀屋なんですけど、跡を継いでくれている義理の兄から「おまえ、最近おもろい舞台ないんか。葬式の舞台とかやったら見に行ったるぞ」って言われて「それ、面白い。もらいます」って出来上がったのが前作の「REizeNT~霊前って...~」だったんです。

葬式とロックミュージカルの組み合わせはありやなと思って。

――今回の時代劇コメディーも何かヒントになったものがあったんですか?

林:時代劇はいつかやりたいなと思っていて、私たちの舞台を見に来てくださったお客さんのアンケートにも「時代劇が見たい」という声があったんです。時代劇とは正反対の作品って何やろって考えて「CHICAGO」が浮かびました。

――ファンの皆さんにとってもアンケートに書いたことがホントに実現したらうれしいですよね。

林:「このミュージカルをパロってほしい」ってタイトルを書いてくださる人もいらっしゃいますし、アンケートを読んで参考にしています。

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