7月5日(日)放送の「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00-11:30、TBS系)では、東京フィルハーモニー交響楽団を紹介する。
新型コロナウイルスが猛威を振るい、多くのエンターテインメント産業が窮地に陥っている。特に音楽業界では、バンドなどのライブの公演中止が相次いだが、影響を受けたのはライブハウスだけではない。クラシックのコンサートホールもまた、空間は大きいが、演奏者も観客も隣の人との距離が近い「密空間」となり、同様に苦境に立たされていた。
緊急事態宣言が解除され、世の中の活動が戻り始める中、大規模ステージに観客を呼んでの公演再開に踏み切ったのが、日本の老舗オーケストラである東京フィルハーモニー交響楽団だ。
その道のりは決して平たんではなかった。コンサートの開催にあたり、歌唱こそないものの、演奏者同士の距離が近いことが大きなハードルの1つとなり、当然ながら観客同士の距離の問題もあった。
さまざまな分野での休業要請が緩和され、プロスポーツなどは無観客で対応するなか、なぜクラシック音楽のプロたちは、あえて先陣を切ってホールに観客を呼ぶコンサート再開を決めたのか。その対処法とともに、演奏者たち個々がどのように約3カ月ぶりの本番に臨むのか、団員それぞれの複雑な心中を群像劇で描き出し、本番までを記録する。
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