――初の女性キャストとして、七海ひろきさんが細川ガラシャ役で出演することも話題となりました。
和田:美の塊みたいな存在ですもんね。初の女性キャストですが、気負わずに、素敵な女性像を作ってくださることを楽しみにしています。
僕が注目しているのは、地蔵行平(じぞうゆきひら)役の星元裕月くんですね。ゲームのストーリーでも目立つキャラクターだったので、どういう方が演じるんだろうと思っていたら、すごく柔和な感じの方がいらっしゃって。ハマったら大化けする役だなと密かに注目してます。
梅津:僕はやっぱり、歌仙兼定との絡みが楽しみですね。細川ガラシャのいる時代ということは、絶対(細川家の刀剣だった)歌仙兼定が何かにぶつかるじゃないですか。「慈伝」でやんわり諭された側の山姥切長義が、今度は歌仙兼定を支えたり、一緒に戦ったりできるのであれば、こんなにアツい展開はないと思います。
僕自身、『慈伝』の頃よりは心に余裕ができましたが、緊張が途切れることでいままで保てていたクオリテイーすら保てなくなってしまう恐怖感がある。そういう意味では、今回も緊張感を忘れず、戦い続けながらも心に余裕を持てたらいいなという感じです。
――どのような物語が描かれるのか、楽しみにしています。最後に、意気込みを教えてください!
梅津:「シリーズの勢いを、ここで止めるわけにはいかない」という思いはみんな同じですから、僕もその力添えをしたいと思っています。
今回はさまざまな困難を乗り越えて、ようやく“科白劇”という形で上演できることになりました。僕らやスタッフさんだけでなく、観劇してくださる方々の頑張りも、全てが報われる舞台になればいいなと思っています。
和田:新たな舞台『刀剣乱舞』の魅力をお届けできるように、そして僕たちも新しいものを再発見できるように、探求心を持って臨みます。タイトルに“灯”とある通り、消えかけた灯を僕らでもう一回つけ直して、次につなげていきたいです。
今回は地方公演も中止になってしまったので、また地方の方々にも刀剣男士の姿をお見せできるように、頑張っていきたいと思います。
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