阿部から「長澤まさみって知っていたでしょ?」と素朴な質問を投げかけられると「『キングダム』とか、学校とかでも“長澤さん、かわいい”って言われていたので…。そんな中“長澤さんの息子役を演じることになりました”と言われても、実感が無かった」と率直に振り返った奥平。
劇中で長澤演じる母からビンタを受けるシーンでは、本気で叩かれると考えていなかったといい「実はびっくりして思わず泣いてしまった」と告白した。一方、ドラマの印象から“優しいお父さん”のイメージを持っていた阿部に劇中怒鳴られるシーンでは「めっちゃ怖かった!」と、デビュー作で様々な初体験をしたことを語った。
舞台あいさつの締めくくりには、長澤が「親子の向き合い方についてそれぞれが考えたりするきっかけになる映画かなと思っています。びっくりするシーンもたくさんあると思いますが、そういった所だけではなくて、どこか“普遍的なもの”っていうのを感じてもらえる、そんな問いかけのある映画なっているかな?って思います」と語ると、奥平は「周平目線だけじゃなく、秋子目線でも見ることによって、映画の感じ方がいろいろ変わってくる映画だと思っています。家に帰って『こういう環境の人たちもいる』って少しで頭のどこかにおいて欲しいなと思いました」と述べた。
また、阿部は「リモートで全国で繋がってるは嬉しいです!」と久々に観客の方達と繋がることができた感動を伝えた後、本作が実際の事件がモチーフになってることにも触れ「この映画のような状況が身近にも起こりかねない」とした。
大森監督は「本作は親子の関係を描いているのですが、本作の親子は僕たちのイメージを超えていくるような親子なので、それをどう撮っていくか、というのを俳優たちとコラボレーションしながら作ってきました」と振り返り、「奥平くんとか、長澤さんの表情とか、この映画でしかできないことができたんじゃないかなと思ってます」と見どころを語って舞台あいさつを締めくくった。
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