舞台には主人公サイドだけでなく、主だったサブキャラクターたちも登場。鬼族の斬鉄(土井一海)、シグラギ(KOHEY)は強烈な存在感を示し、元NMB48の上西恵も、男装のくノ一・服部半蔵役で出演。男性陣に負けない殺陣を披露した。
また、原作で人気のハバキ憑き(佐武宇綺)、妖のマダラ(矢倉楓子)、ハチモク(設楽銀河)は緊迫するドラマの中、ほっこり癒やし空間を作り出し、それぞれの役者が「剣が君」世界で生きるキャラクターを舞台上に体現。九十九丸たちのドラマが引き立つのも、彼らがいたからこそのものだ。
原作ファンにも高評価な舞台化だったが、今回は日々の状況もあり、残念ながら観劇を見送ったファンも少なからずいただろう。原作はマルチエンディング形式であり、できるなら、今回収めることが叶わなかったストーリー構成での再演を願いたいところだ。
なお、7月8日に行われた公開稽古(九十九丸&螢ルート)全編の映像が、VR動画配信サービス「360Channel」にて、7月14日(火)18:00から7月31日(金)までの期間限定で販売が決定。本サイトにて5分間のサンプル映像の視聴が可能になっている。
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