香夜役・田中れいな:最初、公演をやると聞いたときは、「え、できるの!?」と思ったけど、それでもやっぱり今日を迎えて、本当に公演ができてよかったなと思いました。香夜ちゃんは(プレイヤーキャラのため)ゲームでは声がなくて、私は原作に寄せたかったら『どうしよう、どうしよう』と考えて…。原作ファンの方たちに「香夜ちゃんこんな声じゃない、そんなヤンキーみたいな顔じゃない」と思われたらどうしようと思ったんですけど、私なりに香夜ちゃんに寄せて頑張ってきました。少しでも私の香夜ちゃんが受け入れられてもらえていたらうれしいです。本当に幸せでした!
九十九丸役・矢部昌暉:無事に千秋楽まで終えられたのは、ここにいてくださる皆さんのおかげです。ボケてツッコんでの応酬で、稽古のときから楽しくて。自粛明けの久しぶりの舞台、この作品、ここにいるみんなと会えてすごくよかったです。
螢役・反橋宗一郎:今日この日にたどり着けて、一瞬足りとも楽しくなかった時間はありません。この舞台ができたのは、“止めることを止めてくれた”アミプロさん、原作さん、足を運んでくれたお客さんのおかげです。また原作の世界に触れたいですし、「剣が君」のさらなる発展を願っています。
黒羽実彰役・秋沢健太朗:大好きなお芝居ができて本当に幸せでした。正直、稽古期間中、「できるのかな?」と不安に思ったときもありましたが、こうして千秋楽を迎えられて、どんな状況でもお客さまに届けることができるというのはありがたいことだと改めて感じています。また不安なく、前みたいに戻れるように心から祈っています。
縁役・谷佳樹:最後の歌に、「だが、散る桜は知っている。次の春にまた」という歌詞があるんです。この作品が千秋楽を迎え、散る桜に例えるならば、またこのキャスト全員が集まって、満開の桜の時期に再演であったり、「剣が君」の舞台がまたできる日が来ることを願っています。
鷺原左京役・田中稔彦:芝居ができることが何より幸せです。この蛍丸(左京の刀)、作中で言うなら刃こぼれしていません。これは左京にとってとても意味のあることで、舞台に関してだと、あれだけ熱量のある殺陣の中で一つも刃に当たっていないというのは、しっかり稽古ができたからだと思います。全てに感謝をしています。
鈴懸役・杉江大志:本当に楽しい舞台の期間でした。たくさんの舞台が毎日いろんな劇場で上演されて、「見たいな」と思った作品に、皆さんが気兼ねなく足を運べる日がいつか帰ってくることを願っています。
取材・文・撮影:鈴木康道
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