吉野耕平監督「中村倫也さんの存在が主人公のヒントに」“一人七役”を演じた中村の起用理由を明かす<水曜日が消えた>

2020/07/08 19:00 配信

映画

中村倫也主演映画「水曜日が消えた」を手掛けた吉野耕平監督が、中村の起用理由や魅力などを語った


現在公開中の中村倫也主演映画「水曜日が消えた」を手掛けた吉野耕平監督が、配信番組「活弁シネマ倶楽部」にリモートで初登場。本作で“一人七役”を演じた中村の起用理由や魅力、制作の経緯などを明かした。

本作は、曜日ごとに入れ替わる7つの人格“7人の僕”から、突如“水曜日”が消えたことから起こる変化を描くサスペンス作品。もっとも地味な人格である“火曜日の僕”が、来るはずのない水曜日の朝を迎えたことから物語が展開していく。

「水曜日が消えた」企画の成り立ちや、着想について


吉野監督は、本作で脚本とVFXも担当。MCの折田侑駿が企画の成り立ちについて尋ねると、「いろいろと企画を持ち込んでいるときに、なかなか予算がかけられない中、エッジの効いた企画を求められていました。そこでたまたま『水曜日が消えた』の原型になるものが手元にあって、目に留めていただきましたね」と話した。

また、“7人の僕”が主人公というこの物語の着想に関しては、「もともとは、“二重人格”の人間が主人公の物語を考えていました。例えば、“人格A”が起こしたトラブルを、“人格B”が解決していく…というような。それが何かのタイミングで、“各人格が特定の曜日にしか目覚めなかったらどうなるだろう?”ということを思いつきました。曜日で区切っていくと、世界はだいぶ違って見えるかなと」と明かした。

関連人物