西山宏太朗が“アーティストデビュー”への思いを明かす!「まさか、僕が!(笑)」<インタビュー前編>

2020/09/09 19:15 配信

音楽 インタビュー

インタビューに一つ一つ真摯(しんし)に答える西山宏太朗撮影=阿部岳人/ヘアメイク=大橋美沙子/衣装=村留利弘(Yolken)/衣装協力=melple


「めちゃめちゃあざといな!」って思ったんですけど(笑)


――Twitterでアーティストデビューを発表された際のファンの方々の反応もとても温かかったですよね。

温かかったですね。デビュー発表と同時にアルバムのリード曲のMV(ミュージックビデオ)も公開したので、その感想もすぐにダイレクトに届いて、それがうれしかったですね。

Twitterでも後輩や先輩、同期やスタッフさんからもたくさん「おめでとう!」って言っていただいて、アーティストデビューってこういうことなんだなって思いました。

――すてきですね。西山さんはこれまでアニメなどのキャラクターとして歌われることや、レギュラー番組「江口拓也の俺たちだって癒されたい!」(2016~2019年、TOKYO MX)シリーズで江口拓也さんと、ひょろっと男子では梅原裕一郎さんとユニットを組んで歌われることがありました。また、「西山宏太朗の健やかな僕ら」(2016年~2018年、TOKYO MX)シリーズではソロでも歌われていましたが、今回、デビューして歌うことで気持ちの変化はありましたか?

個人名義で歌うことは、キャラクターがいてくれる歌唱とは違うなっていうことはすごく感じています。キャラクターがいてくれると、そのキャラクターだったらどんなふうに歌うかな? って、手綱みたいなものがあるんですけど、自分自身で歌うとなるとそういうヒントがないので、難しさもあります。

ですが、ある意味そういったキャラクターの枠が僕にはない分、自由にとても楽しくみんなで制作しています。

――そうだったんですね。先ほど、お話にもあがりましたミニアルバム『CITY』のリード曲「真昼どきのステラ」のMV、とてもすてきでした!

うれしいです! 制作スタッフの皆さんがすてきに作ってくださいました。(MVの)企画書を頂いた時に“最後にウインク”って書いてあって「あぁ、ウインクかぁ!」「めちゃめちゃあざといな!」って思ったんですけど(笑)、「最初だし、飛び込んでみるのもありだな」って。

僕自身、全体の構成に「こうした方がいいんじゃない?」って、最初は言わないようにしようと思っていて、その方が周りの方からのいろいろな僕のイメージを表現してくださるかな? と思っていたら、本当にそういうふうにしてくださったんです。

僕自身も完成したMVを見て、「めちゃめちゃ爽やかに撮ってくださっているな」って、すごくうれしかったですね。

――とても爽やかでした!初めてこの「真昼どきのステラ」を聞いた時の印象はいかがでしたか?

最初は、“シティポップ”というくくりの中で、楽曲のコンペをさせていただいたんです。いろいろなシンセサイザーや、歌詞が入っているもの、イメージに合ったものをいっぱい送っていただいて、「さぁ、どれにしますか?」って、みんなで会議をしました。

この「真昼どきのステラ」を聞いた時は、まずメロディーラインがすごくきれいだなって思って気に入ったんですけど、どれに決定するかというのは一晩寝かせたんです。

それで、次の日に家事や仕事をしていたら、メロディーがまだ頭に残っていて、僕の頭に残るということは、みんなの耳にも残ってくれるんじゃないかな? って、思って「これでいきたいです」って、ほとんど僕の我を通したというか(笑)、開口一番に「これがいいです!」って、そこから会議が始まりましたね。そうしたら、他の方も「いいですね!」って言ってくださって、そこで本決まりしました。

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