初挑戦の作詞は辞書とにらめっこ!西山宏太朗のデビューからずっと変わらない思い<インタビュー後編>

2020/09/09 19:30 配信

音楽 インタビュー

今後の活動について語る西山宏太朗撮影=阿部岳人/ヘアメイク=大橋美沙子/衣装=村留利弘(Yolken)/衣装協力=melple


『CITY』というアルバムの個性


――ファンの方々にも早く聞いていただきたいですね!

そうですね! 明るい所から始まって、元気いっぱい! というよりは、少し気だるげなところから始まって、最後はしんみりと落ち着くように終わるっていうのが、この『CITY』というアルバムの個性かなって思います。

あいだには結構ハイテンションな楽曲もあるので、曲ごとのキャラクターが本当に違うなって感じているんですけど、それでもその前後はがっちりストーリーがつながっていて、一本通して「一日」なので、何回でも聞いてもらいたいなって思いますね。

――6曲目の「タイムマシン」は、“ウィスパーボイス”というんでしょうか? 声がとても印象的でした。

初めてあんなふうに歌ったんですけど、レコーディングの時は自分でも驚くくらい声を出していなくて、これってマイクに声がのっているのかな? って、思うくらいの声量でずっと歌っていたんです。

普段の喋っている声よりもさらに小さく、息成分を突き詰めていったら、本当に隣でささやいてくれているような、安心感のある、あぁいう形になったんです。

そこにコーラスやハモリが入って、ウィスパーボイスが何層にもなったことで、すごく雰囲気やムードが作られて、とっても気に入った一曲ですね。

この曲のメロディーを最初に聞いた時も、「歌えるかな?」「この曲、選んじゃっていいのかな?」ってところから始まったんですけど(笑)、チームのみんなのおかげでいいものに仕上がって、この曲をいただけて本当によかったなって思います。

――今後、アーティストとしてファンの方々と接する機会も増えると思いますが、皆さんにどのような姿を見せたいですか?

頑張り過ぎないようにしたいなって思いますね。歌を歌っている人って、その人が楽しいのが一番だと思うんです。

笑顔だけじゃないと思うんですけど、その曲をどれだけ好きか、どれだけ歌うことが好きかって伝わっていくと思うので、頑張り過ぎて必死というよりは、「楽しそうだな」「好きなんだな」って思ってもらえるように、その楽曲のよさを伝えられたらいいなって思いますね。

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