音楽ドキュメンタリー映画「真夏の夜のジャズ」の日本公開60年を記念し、その4K版が8月21日(金)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開が決定。公開決定を受けて、日本版オリジナルのポスタービジュアルが解禁となった。
本作は、日本のジャズシーンの方向性を決定づけたと言われる伝説の夏フェス、1958年アメリカ最大級の音楽フェスティバル「ニューポート・ジャズ・フェスティバル(Newport Jazz Festival)」の模様を中心に捉えたドキュメンタリー作品。
「ジャズの父」と呼ばれる20世紀を代表するジャズ・ミュージシャン、スキャットの第一人者で、大ヒット曲『この素晴らしき世界』が有名なルイ・アームストロング、ジャズ界有数の作曲家として、モダン・ジャズ・ミュージシャンに多大な影響を与えた作曲家のセロニアス・モンク、ザ・ビートルズやローリングストーンズ、ビーチ・ボーイズなど多くのミュージシャンにカバーされ、「ロックの創造者」と呼ばれたチャック・ベリーなど…伝説のミュージシャンたちが続々と登場する。
監督は、大御所カメラマンであるバート・スターン。撮影当時新進気鋭のカメラマンとして活躍し、後年オードリー・ヘップバーン、エリザベス・テイラー、マドンナといった錚々たる女性を撮影、さらに死去直前のマリリン・モンローを撮影した写真集を発売して大反響を呼んだ伝説の写真家。
1959年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映されるや、その大胆な撮影方法や映像の美しさが世界の映画人に衝撃を与えた本作。
大きな見どころのひとつは「ファッション」だ。フェスを楽しむ観客たちの姿が映画の約半分を占めるほど大きく写され、1958年のトップトレンドでジャズを楽しむ観客たちのオシャレなファッョンにも注目したい。
また、本作の舞台となった港町・ニューポートは、19世紀より避暑地として栄え、風光明媚な海岸に豪邸が建ち並んでおり、全米オープンゴルフや全米オープンテニスの第1回大会が開かれるなど、世界に知られる著名な都市でもある。
今回解禁されたポスタービジュアルは、フェスを彩ったルイ・アームストロング、セロニアス・モンク、アニタ・オデイ3人のアーティストをフィーチャーし、洗練されたデザインとなった日本版オリジナル。
2020年夏、単なる音楽ドキュメンタリーにとどまらない魅力あふれた伝説の作品「真夏の夜のジャズ」が、日本公開60年を記念して、4Kの鮮やかな画面でスクリーンに蘇る。
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