動画配信サービス「Paravi(パラビ)」が、音楽ライブショー「History of Pops 70’s」の配信をスタートした。
「History of Pops 70’s」は、2017年8月、東京・中野サンプラザホールで行われた音楽とドラマを融合させて、1970年代の名曲をつづったタイムトラベルライブショー。
音楽パートでは、類い稀な高い歌唱力を誇る三浦大知、CHEMISTRYの川畑要、上白石萌音、Little Glee Monster(芹奈・アサヒ・MAYU・かれん・manaka)の4組8人のアーティストが歌い手として出演。4組の単独ステージの他、三浦×川畑、三浦×上白石、川畑×上白石、上白石×リトグリ、リトグリメンバーのペア、トリオなどさまざまな組み合わせで、1970年代の名曲の数々を歌い上げる。
並んだ楽曲は、皆川おさむ「黒ネコのタンゴ」を皮切りに、歌謡曲、フォーク、ニューミュージック、アイドルからバンドまで、今も歌い継がれる名曲40曲以上を多彩にピックアップ。そして全体のテーマ曲「History」を、いきものがかり・山下穂尊が手掛ける。
リトグリメンバーがかわいい猫の鳴きまねをしてみたり、三浦×川畑が沢田研二「勝手にしやがれ」お決まりの歌いながら帽子を投げるパフォーマンスを見せたり、「いい日旅立ち」を三浦×上白石でデュエットしたりと、見どころ満載だ。
ドラマパートでは、入江雅人(歌屋敷弦太郎)・佐藤仁美(歌屋敷鈴)が夫婦を演じて、その子どもに恒松祐里(歌屋敷琴美)、市川理矩(歌屋敷拓人)、それぞれの恋人役で細貝圭(横山響)、伊藤梨沙子(真行寺奏)が出演(この舞台が、佐藤仁美・細貝圭の交際・結婚のきっかけ)。
1970年代を生きるこの一家の生活を、当時の事件や世相、流行、時代背景をふんだんに盛り込んで描く。そこに音楽の流行、ムーブメントも絡んでくる。
「ビートルズは仲がいいに決まってる」といった発言や、佐藤演じるお母さんの西城秀樹への入れ込みぶりなど、同時代を生きた人ならニヤッとしてしまうエピソードがふんだんに盛り込まれているところもユニークだ。
パフォーマンスを支える音楽監督・島田昌典が率いるバンド陣の生演奏も秀逸。コーラス・渡部沙智子もアーティストの歌唱を丁寧に支える仕事ぶりを見せる。
Paravi(パラビ)の動画音楽パートでは、演者のフォーメーション(並び)に合わせて、テロップの人名を表示。フォーメーションが変化すればテロップの並びも変化(「恋のダイヤル6700」「微笑がえし」など)するニクい細工が施されている。そんなちょっとしたサービスがうれしい。
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