「I-LAND」プロジェクトの最大の特徴は、“連帯責任”ルール。多くの選択がメンバー自身にゆだねられ、その結果も全員で受け止める。具体的には、降格や昇格が個人の点数ではなく、チームの平均点を基準に決定する。
初回ではいきなり23人から定員12人までに絞るオーディションが行われたが、投票したのはメンバー自身。過半数の票を集められなかった7人はその場で“放出”され、その後、残りの脱落者4人もメンバー自身による投票で決定。定員に入れなかった11人の志願者は、建物外部の<グラウンド>で再起を誓うことになった。
テストごとに課題曲の譜面と音源、振り付け動画が与えられ、メンバー自身でレッスンして本番に臨む。メンバー同士、わからないところを教え合ったり、協力して振り付けを練習したり。練習や話し合いを仕切り、1番から12番まで不公平に割り振られたパートを決めるのも、自分たちでやらなくてはならない。
途中、審査員を務めるZICOやRAINがアドバイスを与える時間はあるが、それ以外のすべての時間をメンバーだけで過ごし、切磋琢磨し合う。
そのため、時には衝突することも。「Into the I-LAND」では、完璧を求めるあまり厳しいダメ出しをするヒスンにメンバーが不満を募らせる場面もあった。
中でも、”自分が票を投じたせいで仲間が<グラウンド>に降格させられる”という事実が彼らに与えるショックは大きい。「Into the I-LAND」の結果を受けて降格する6人が決まると、残留組のゴヌやヒスンは大粒の涙をこぼし、去っていく仲間を抱きしめた。
そんな過酷な”サバイバル“が起爆剤となって、#3で飛躍的に成長した<I-LAND>のメンバーたち。ヒスンやケイを筆頭に何人ものメンバーが自分の殻を破り、今まで見せたことのなかった表情をステージ上で咲かせてみせた。
だが、審査員の高評価を得た「FIRE」でも降格者が出た模様。降格者の人数は明かされていないが、7月17日(金)放送の#4では、<I-LAND>から降格した分を補うため<グラウンド>の面々が「FIRE」を披露する。リーダーシップをとるのは<I-LAND>経験者のジェイとニキだ。
過酷な環境に身を置き、自分の力で成長していく23人の美しくも残酷な闘いはまだ始まったばかりだ。
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