――前作では、半沢の銀行内での男同士の闘いに注目が集まる一方で、直樹と花が理想的な夫婦として評判になりましたね。
花が魅力的に見えるとしたら、堺さんのお芝居のおかげです。外ではシリアスな顔をして、いろんなことにもまれている半沢が、帰宅すると一気に表情が柔らかくなり、「花ちゃん」って、話し方まで変わってしまう。そのギャップがいいんじゃないかな。
今回は第1話で花が自分たちのことを「おじさん、おばさんなんだから」と言う。私も家ではわざと「おじさん」呼びすることがあるので、そういう夫婦の感覚は分かるなって思いました(笑)。
――今回の続編では、出向中の半沢が元の勤務先である東京中央銀行の面々と争う展開になりますが…
私は花の視点で半沢を見て自分がやれることに集中しようと思っているので、台本も自分の出番だけを読むようにしているんですが、今回は顔合わせで本読みをしたので、第1話の内容を知ってしまいました(笑)。
でも、素晴らしい役者さんばかりで、その段階でもう面白くて…。やっぱり見る人を引き込むエネルギーがある作品なんだと思いました。
――視聴者の方へメッセージをお願いします。
前作のときは、私も花のように「半沢、負けるな~」と応援していました。今は日本中が大変なときですが、放送が始まったら、皆さんに日曜の夜に見てもらって「月曜から頑張るぞ」という気持ちになってもらえると、うれしいです。
取材・文=小田慶子
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