史上最年少棋聖・藤井聡太のドキュメンタリー番組を地元テレビ局で急きょ放送

7月16日(木) 、 棋聖戦の第4局が行われ 、藤井聡太七段が渡辺明棋聖を見事に下した。新棋聖となった藤井七段は、現在17歳11カ月。これにより、1990年、屋敷伸之九段の18歳6カ月でのタイトル獲得の最年少記録を実に30年ぶりに更新することとなった。

そこで、藤井七段の地元・愛知県のテレビ局・東海テレビでは、7月19日(日)昼1:25-2:25に、今回の偉業を伝えるため予定していた番組を変更し、ドキュメンタリー「藤井聡太17才」を放送する。

史上最年少でのタイトル獲得までをたどる番組

東海テレビは、藤井聡太七段が小学6年生の頃から取材を続けてきており、3年前、「藤井聡太14才」というドキュメンタリー番組を放送。その後の藤井七段の活躍はめざましく、我々の想像をはるかに超えるスピードでのタイトル挑戦となった。

史上最年少でのプロ入り後は、史上最多の29連勝、史上最年少の六段昇段、七段昇段など数々の記録の他、杉本八段との師弟対決など、藤井七段の成長の記録を撮りためてきた同局。

「東海地方にタイトルを」というのは、藤井七段の大師匠にあたる故・板谷進九段の果たせなかった夢であるが、藤井七段はさまざまな人たちの夢を乗せ、タイトル獲得に向けて研鑽を続けてきた。そんな藤井七段のこれまでの“人生の棋譜”を60分にまとめる。また、ナレーターを萩本欽一が務める。

東海テレビ・伏原健之プロデューサーは「藤井七段は、私たちにとって『ふるさとの偉人』です。世の中が暗くなりがちな今、藤井七段の穏やかな笑顔を届けたいと思います」と今回の番組への思いを語っている。