11月19日(土)公開の映画「アントキノイノチ」の完成報告会見が8月10日、都内で行われ、出演者の岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李と、瀬々敬久監督が出席した。
同作は、さだまさしの同名小説を映画化したヒューマン・ドラマ。遺品整理業という職業を通して、命と向き合う若者たちの成長を感動的に描く。
本作が初共演となった岡田と榮倉。岡田は榮倉の印象を、「榮倉さんは2つ年上ですが、すごくしゃべりやすかったです」とコメント。対する榮倉が「目が純粋なんです。小学生としゃべってるみたいで楽しかったです。かわいらしい人です」と返すと岡田は「22歳になるんですが、そうやって言われるとうれしいです」と笑みを浮かべた。
同級生をいじめる陰湿な役どころを演じた松坂は、「原作でも台本でも嫌なやつで、共感できるところは全くなかったです。でも、彼も生きることに必死だったんだなって」と振り返った。
役作りのために遺品整理を経験したという岡田は、「本当に人が住んでいたんだということを素直にかみしめ、ただただ一生懸命に片付けたイメージがあります。(僕が演じた)杏平は最初から学ぶ役だったので、少しずつ学んでいきました」と明かすと、榮倉も「お亡くなりになった方の遺品を片付けるお仕事なので、感情もあるし、プロとしての気持ちも持っていなきゃいけないというせめぎ合いがありました。実際、感じたことはお芝居に影響すると思います」と真摯な表情で打ち明けた。
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